軽井沢に家を建てるなら。

2009年03月27日 | 住まいづくり
「 停電になったとご近所の方から電話をいただいたのですが、蓄熱暖房機の設定大丈夫でしょうか」と軽井沢に別荘をお持ちのお客様からのお電話。「ちょっとの間の停電なら大丈夫だと思いますが、確認してきますね」とみゆきさんがお答えしている。

 お預かりしている鍵をもって、熊谷さんがうかがったら「やっぱり大丈夫でした、一応他もみんな確認しました。電話がパカパカしていたので、なおしておきました。」と報告があった。

 別荘といっても、「今日引っ越して来たんですよ」と一年の大半を軽井沢で暮されている。昨日その時のお礼にと、ご夫妻で来社された。

 「いい家が欲しい」を読まれて、ホームページから我が社にたどり着かれたお客様だ。今月でお引渡しから7年。

「ご近所のお宅は、毎朝窓の結露を拭くのが日課だし、伺うとご主人の眼鏡が曇ってしまうのに、我が家は結露が全然ないの。」「家中温度差がないから、開放的にくらしていて、東京の家とは大違い」と「いい家が欲しい」に出会えた幸せをお話して帰られた。

 「ストーブ1台で絶対大丈夫と専務(現社長)さんに言われても当初は心配だったの」と奥様は話された。

 軽井沢はマイナス20度の世界だ。ご心配なされるのも無理はない。でもしっかりした器であるなら、十分可能なのだ。ただ水道の凍結を避けるために地下に蓄熱暖房機を1台入れている。そうすると家全体が10度以上あるから、真冬でも着いてストーブをつければすぐに暖かくなるのである。

 そのようになっていない別荘に来ると、ストーブを1日焚いても家中が均一の暖かさにはならない。それでは週末を別荘で過ごすなんて優雅な気分にはなれまい。

 ここしばらくは軽井沢は建築ブームで永住型も増えた。1昨年お引渡しをされたお客様が、ご近所に建てられる家を見て、「あれで冬を越すのは大変でしょう」と感想をもらされた。・・・・まだまだ多いですよ。

 我が社で建てられたお客様は、今まで住んでいる都会の家よりも、軽井沢の家のほうが暖かくて過ごしやすいと、口を揃えて言ってくださる。

 軽井沢は夏の物だった時代から、凍結防止の水抜きのいらない、暖かい建物の出現により、通年型から永住型に大きく変った。

 軽井沢の気候はここ佐久とも違う、だからその特性を知り尽くしたプランや施工がどうしても必要なのだ。

 建ててすぐ床が抜けた・ガレージの前に屋根の雪が落ちて車が出ないなど、軽井沢を知らない人の設計なのだろうと思うことが多々ある。

 せっかく建てるなら、今住んでいる家より「住みごこち」のいい家に出会ってほしい。家中の温度が均一ということは、生活の質が大きく変るということなのである。

 それはたぶん朝布団から出るのが辛い・・・・ということが無くなるところから始まるだろう。そして冬の軽井沢も楽しんでほしい。
 
依田 美恵子

    軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家


【 中島木材のホームページは こちら


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