築120年80坪の家の古民家再生…完成しました。

2015年01月30日 | 住まいづくり
明日お引渡しのお客様のお宅におうかがいしてきました。

 築120年の80坪お家のリフォームです。見た目はまるで新築でした。

 もっともほぼ全部とりこわし、梁と柱状態にして、傷んだ柱は交換、基礎も全面に打ち直ししました。

 高気密高断熱リフォームです。

 広い玄関を入って、右側のリビングで、「仰天」しました。古い梁が吹き抜け空間に存在感たっぷりです。

 磨いていたとは聞いていたのですが、こんなに何本もとは・・・・・・と。立派な梁です。

 昔の家ですから、天井高が今ほどなかったのでしょう。それを吹き抜けという逆手をとったということでしょう。

 このバランスがまことにうまい!!

 大きな家で吹き抜けって、高気密高断熱でなければ寒くていられません。

 和室も、古い物を今風にアレンジしてあります。昔の帯戸がリビングとの界に、欄間が飾り棚に使われていました。

 収納も細かく棚がいっぱいですし、納戸も十二分どころか十五分位・・・・吹き抜け分を除いた床面積は70坪位ですから、余裕のなせる業もありますね。

 古材を使ったニッチも、既成ではサイズのない下駄箱もオーダーで、傘立てがトビラの中にうまく収納されていました。

 そして2階の1部屋は真っ白のお部屋でした。お嬢さんのお部屋でした。外観やその他のお部屋とまったく雰囲気が変わっていました。

 こんなのもありー!!です。

 階段上の梁はちょんな削りの木肌も美しく、節が模様のようです。

 戦後の住宅ではこんなリフォームはできません。本当に手間暇をかけて建てられたお住まいは何十年単位ではなく一桁違う単位で受け継がれていくのだと感じました。

 新築という選択がある中で、120年前の棟札を見つけたからと、全面リフォームを選ばれたお客様。あちこちに使われた古い家の思い出の物と囲まれ、新しい息吹を吹き込まれたお家はご先祖様もお喜びになられるでしょう。

 解体から完成まで9ケ月の時間をかけて新しく生まれ変わりました。

 まことにすばらしいお住まいになられました。

 写真は当社のホームページの「中島木材の家」でご覧いただけますが、アップまで少しお待ちください。
 依田美恵子

軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家


【 中島木材のホームページは こちら



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