吹く風に秋の気配を感じます。
8月17日の信濃毎日新聞に「飯田市平和祈念館」が、関東軍防疫給水部(731部隊)
の証言などを印刷したパネル展示が取りやめられたことが、16日、市教育委員会などへの取材で分かった。
との記事が載っていました。
住民有志でつくる市平和資料収集委員会が展示を求めていたが、市教委は事実関係が確定していないなどとして見送った。
現在、展示は市出身の元隊員から寄せられた医療器具や人体解剖の医学書など十数点だけとなっている。
とあった。
731部隊に対しては、ソ連参戦を受け、研究拠点を破壊、脱出した部隊員は、日記や写真を焼却し「互いに縁を切って隠れよ」と指示された。(信濃毎日新聞斜面8/18付)
まさに隠ぺいされてきていた。
私が731部隊のことを知ったのは乱読の読書の中でだった。マルタという人体実験にされた捕虜のことをそう呼んでいた、という一節はあまりにショツクだった。
表舞台には出てこなかったこの事実。
医学界の重要な地位に人物の話は一時新聞に掲載された。
体験を語れる人は少なくなってきている。
そうでなくても語ってはいけないとされていたから。
戦時中、731部隊の少年隊に所属していた清水秀男さん(92)さんは「自分たちの証言が紹介されなければ、部隊の事実が伝わらない」とそう訴える・・・・・・信濃毎日新聞
戦争を知る当事者は間違いなくいなくなる。
嫌なことは、そっと蓋をしてやり過ごすのだろうか。
責任も問わず、検証もせず、反省もせず。
加害者は忘れても被害者は忘れないものだ。
やったことを反省してこそ。
韓国の慰安婦問題、強制労働問題にしても、片付いたもと思うのは加害国の日本。
お金ではなく、我が国の真のお詫びの姿勢が無いからではないだろうか。
慰安婦問題・・・・・お金をもらっていたと言った人がいたが、ではそれがあなたの妹や娘がその立場でもそう言えますか、と言ったことがある。
「表現の不自由展」にしてもそうだが、我が国が都合のわるいことは、無かったことにしたいという雰囲気があるのではないかと思う。
太平洋戦争の検証がうやうやのまま、その反省もせずにきていたのではないか。
アメリカの占領下に入り、反共の防波堤にされ、いつのまにやらアメリカの子分になっていた。
アジアの中で共に生きていくというスタンスはなかったのだろうか。
今中国、韓国との冷たい関係。我が国に非はないのか。
お互いの軍事力がエスカレートして行って、平和とはなんぞやと思う。
読みいただきありがとうございました。
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