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中高一貫教育で成果があがるか

2007年05月01日 | 日々の暮らしを楽しく
最近、中高一貫教育の学校(中等教育学校)が増えてきています。
高校受験がないので、学習の進度を速めることができ、受験のストレスもなく、のびのびと学校生活を送れるなどのメリットがあるようです。

実は私は中学2年まで*全く*勉強しない子どもでした。
中2の2月に思い立って勉強を始めましたが、それまでは「算数が苦手、理科も単元によってはむちゃくちゃ、体育・美術などの4教科ももうひとつ」という成績でした。たびたび書いていますように、英語が一番の苦手で、それも悩みの種でした。

私が仕切り直しできたのは、高校受験があったからだと思います。いったん勉強を始めたら、一気に集中して学力をあげました。中3の一年間の努力は高校に行ってさらに学力を上げる基礎になりました。

中高一貫教育のメリットはいろいろあるけれど、めりはりと集中力という意味では3年ごとの受験は割と理にかなったシステムだと私は思っています。中高一貫のメリットを十分に生かすためには、生徒が自分で目標を定めてそれを達成していく必要があり、そこが一番ネックになるのではないかと思います。大人になると、どうせ受験のような強制的な区切りはないわけで、そういう意味では子どもの頃からこつこつと自分の目標に向かって努力することが身に付けば、それにこしたことはないですよね。でも、人間はやっぱり意志が弱いものです。いや、中には強靱な意志を持って鍛錬している人もいるにはいるでしょうが、そういう人を見て、自分も、と思っても絵に描いた餅のようなものですよね。

自分を追い込むための強制的な仕組み。
受験のようなものはたしかに愉快なものではないけれど、それがあるからこそ自分の力も向上していけるのかもしれません。
コメント (2)
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