院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

どこからが宇宙か?

2012-08-20 05:28:08 | 科学
 毛利衛さんのことを宇宙飛行士と呼ぶ。それ以後、スペースシャトルなどに乗った人を、みな宇宙飛行士と呼んでいる。彼らは本当に宇宙に行ってきたのだろうか?

 彼らが行ったのは、地上から300Kmあたりのところである。東京から名古屋くらいまでの距離に過ぎない。つまり、スペースシャトルは地表をなでるように飛んでいたのだ。その程度の高さを宇宙と言えるだろうか?

 中には重力がないではないかと思う人もいるだろう。しかし、地上300Kmでは、まだ十分に重力は効いている。スペースシャトルが高速で地球を回っているから、その遠心力と地球の重力が釣り合って、無重力のように見えるだけだ。このブログの読者なら、そんなことは重々ご承知だろう。

 それならば、どこからを宇宙と言ったらよいのか?私は火星探査機のように、地球の重力が微量にしか及ばない場所を宇宙と言うべきだと思う。

 宇宙飛行士は自分は宇宙に行ってきたと、あまり言うべきではない。地上300Kmが宇宙なら地上だって宇宙だ。地球だって太陽だって、みな宇宙内を動いているのだから。