院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

SNS依存症は実在するのか?

2012-12-22 06:35:01 | コンピュータ
 ネット依存症という病的な状態があるらしい。常に誰かと繋がっていなければ気がすまず、スマホが発達してきたから、それこそ一日中スマホで誰かとメールのやりとりをしていて、日常生活にも支障をきたすそうだ。

 これはありそうなことである。メールを出すと返事が待ち遠しく、また返事が来たらすぐにその返事を出すのだという。

 一方でSNS(social network system?)への依存症というのがあるというが、本当だろうか?私がやったことがあるSNSは Twitterと Facebook だけだが、どちらもハマってしまうようなものではない。

 Twitter はフォロワーが何万人もいる有名人なら楽しいだろうが、私のような無名の者にはちっとも面白くない。書いても面白くないし、読んでも面白くない。

 有名人は影響力があるから、何かを書いて反応が沢山あれば面白いだろう。しかし、はたでその反応を読むほうは、ちっとも面白くない。なぜ面白くないかというと、素人が書いた記事だからである。素人の反応は99.9%が月並みである。

 NHKは番組でよく Twitter を用いる。そこに寄せられる意見がまた面白くない。NHKは自分が大衆に開かれていることをアピールしたいのだろうが、それはマヤカシである。なぜなら、NHKが寄せられるツイートを検閲しているからである。(でも、検閲しなければ、もっと面白くないツイートをわれわれは読ませられることになる。)

Twitter をあれこれいじってみたが、やっぱりどうしても面白くなくて、私は何年も前に投げ出してしまった。こんなSNSにハマる人がいるのだろうか?

 Facebook のほうがまだ面白い。相手はたいてい知り合いだし、知り合いの知り合いも自分とまったく無縁の人とは言えない。知り合いがどういう交友関係をもっているのか知るのも面白い。かと言って、これもハマるようなものではない。

 SNS依存症というのはほんとうに存在するのだろうか?