
(浜名湖夕景。浜名湖遊覧船のHPより引用。)
35年前、私は浜松の浜名湖の近くの病院に勤めていました。その病院に若い私を教育してくれた大先輩(故人)がいました。
その先輩はものすごい釣りマニアで、釣りがしたいために浜名湖近くの病院に来られたのではないかと思えるほどでした。
先輩はレジャーボートで釣りをするだけでは飽き足らず、(レジャーボートは釣り用には作られていません)、とうとう漁船を買ってしまいました。漁船と言っても一人乗りで、幅1メートル長さ5メートルほどの小さな船ですが・・。
漁船を買ったとき、先輩は浜名湖漁協の理事たちにあいさつ回りをしたのでした。彼が言うに「素人が漁船なぞ買うと、なにかと誤解される」、「生意気に思われる」とのことでした。
それで先輩は手土産を持って理事宅を回り、漁船では自分が食べれられる量の魚しか獲らないこと、航路はきちんと守ることを説明して理解を得ました。(浜名湖内にもちゃんと航路があるのです。)
並みの釣り人は漁協の存在を気にする必要はありませんが、強烈なマニアになると漁協との付き合いが必要になると、私はそのときに学びました。また漁協が、浜名湖のすべての利権を牛耳っていることも・・。
※今日、気にとまった短歌。
絶え間ないフラッシュライトの中歩くスーパーモデルの気分だ雷雨は (東京都)上田結香