(東京寺院ガイド・文京区より引用。)
私の家の代々の菩提寺は、東京都文京区の寺が多い地区にあります。法事のときには親戚一同そこに集まります。
私が幼いころ、菩提寺で法事がありました。私は字が読めて意味も分かりましたから、たぶん小学校3,4年生のころのことでしょう。子どもにとって法事やお経ほどつまらないものはありません。
私は暇つぶしに寺にあった仏教のパンフレットを読んでいました。そこに次のように書いてありました。
人はみな「○○だけど○○だ」と考えて生きている。例えば、「私は勉強はできないけど正直だ」、「私は不美人だけどスポーツ万能だ」という具合です。
幼い私でも「なるほどぉ」と思えました。この記事が仏教の教えのどこから由来しているのか、いまだに知りません。
50年以上前のことをなぜか急に思い出したので、書き留めておきます。