院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

ODAの難しさ

2014-08-21 05:49:32 | 環境

NNNニュースより引用。)

 低開発国に援助をする場合、その国が水で困っていたら、水を与えるのではなく井戸の掘り方を教えましょうというのが、今の援助のセオリーだそうです。

 ある国でマラリヤで死ぬ幼児が多いことが分かりました。そこで先進国は、マラリヤの薬ではなく蚊帳を大量に贈りました。それにより、マラリヤは激減しましたが、年月がたつと蚊帳が破れてきました。

 ところが、そのころにはその国に少数ながらいた蚊帳職人が絶滅していて、蚊帳を修理する人がおらず、元の木阿弥になってしまったそうです。

 先日、ザンビアの女性が「援助してくれるなら民主主義とセットにしないでほしい、100年もかかってしまうから」とTEDで発表していたことをご紹介しました(2014-07-04)。援助とは本当に難しいですね。