エポック社製で、マイクとハム太郎本体両方に電池が入っており、どちらも容量抜けしていたので、交換して見た。選曲は出来るし、マイクONにするとハウリングするので、マイク部分は正常の様である。しかし、メロディーの出力レベルが非常に小さい。また、体の動きも無いので、ぬいぐるみ部分を外すことに、これが大変な作業である。やっとの思いで、外して気が付いたのだが、長い結束バンドを使用して締め付けていた。特殊なので、戻すときには別の方法を考えなくてはならない。モーター単体では動作するので、モーターは異常無し、端子には当然、電圧は掛かっていない。基板を見ると、ICの出力をトランジスタ(EBC配列の海外製)で増幅してドライブしている様だ。このトランジスタが悪さをして、音声にも影響を与えているかもしれない。夜も遅くなったので、時間切れ、また明日じっくり調査することに。冷静に考えると、8P-DIP-ICにメロディーが入っているとは考えにくいので、マイク側に入っているのかも知れない。両方調べてみよう。ハムハムカラオケ2紹介このICはUTC2822Mの表示があり、ネットで調べるとJRC製NJM2073と同等のICの様である。偶然か、チェックに使ったアンプはNJM2073を使用していた(ノイズは多い様だがBTL接続の場合、外付け部品が少なくて済む)。
今日、引き続き調査開始。結果から言うと、定番のマイクケーブル断線でした。マイク側を分解したら、やはりメロディー発生部が有った。マイクケーブル部の接続部にアンプを当てて見るとメロディーが大きく再生される部分がある。しかし、同じ端子の本体側に当てても大きくならない。そこでテスターで導通を調べると6本のケーブルの内、オレンジ色の線が導通無し。切断していくと、マイク側のコード引出し部分で切れていた。早速、接続し直すと、音声も正常、マイクも入る。モーターも動作(マイクの音声で動く様になっている)した。組み直したら、今度はモーターが回りっぱなしで、音声は出ず、マイクの液晶表示も出ない。マイクをもう一度分解してみたら、緑色線のはんだ付けが不完全で、外れていた。ということで、マイクケーブルが断線すると、思わぬ動作をするので、このおもちゃについては、最初にケーブルを疑ったのがいい。固定は長い結束バンドが無かった為、ダイソーで30cm×30本105円を購入、2本で1周するようにして行いました。