トラブルシューター

私の修理・製作体験記(茨城・県西おもちゃ病院・JA7FJP/1)

周波数カウンタがFM放送に妨害!

2009-04-12 13:53:01 | おもちゃ病院

Img_5805_r以前、オークションで入手したクラニシ製周波数カウンタ(6565B)を、オシロ故障で周波数が判らないため、周波数測定用に使い出したが、電源を入れるとFM放送(特に80MHz)に雑音が入る。

AC入力にノイズフィルタを入れて見たが、変わらない。

Img_5800_r+5Vの出力波形を見ると、クロック用発振器(10MHz)を抜いても、4MHz/100mVP-Pの正弦波が観測される。電源回路が発振している様だ。(雑音の有無についてはオシロが必須となる)

電源部の電解コンデンサ容量抜けも考えられたので、先日、秋葉原に立ち寄ったとき秋月で購入しておいて、全てこれに交換してみた。が、変わらない。

Img_5802_r出力電流ブースト用らしい2SDトランジスタのコレクタと+5V間に0.1μFのセラコンを入れたらぴったり消えた。電圧+5Vもちゃんと出ている。

Img_5803_rクロック用発振器を差し込むとレベルは低いが、+5Vにクロック信号が乗っているので、0.1μFセラコンで一番信号が少なくなるポイントを探す。表示関係のデジタル回路基板に付けると、一番少なくなったので決定。

これにより、FM放送への影響が無くなり、更には、いままで誤表示されていた現象も不思議と解消した。

10Hz~100MHz入力にCR発振器で10Hz~1MHz正弦波を入力すると-30dB以上だと正確に表示された。

Img_5801_r表示制御基板と表示部基板の接続には、おもちゃで良く使われる、垂直半田付けが行われていた。

おもちゃの故障原因として、この部分の半田不良が多く有るのだが、こんな高級?な測定器でも昔から使われているのを見てビックリ!

コメント
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