トラブルシューター

私の修理・製作体験記(茨城・県西おもちゃ病院・JA7FJP/1)

超音波センサー(素子)は難しい

2009-04-29 18:00:00 | 電子工作

Ut001 写真は日本セラミック【空中用超音波センサ】カタログから。

PICのプログラムをお願いしている吉本先生から、先日提供したハードがうまく動作しないとの連絡が有り、自宅に伺った。

デジタルストレージオシロで見ると、受信波形がおかしい(実際の被測定物までの距離に対する遅延時間のところのパルスに対し、その前にもパルスがいくつか表示される)。

送信時間は580μS、測定休止時間580μSで1秒間隔毎になる様、PICで制御している。

「u-sonic-time.xls」をダウンロード

確かに、超音波センサーの特性として減衰波形(入力を止めても、徐々に出力が減衰)が見られ、また、直接波も受信される(これは測定休止時間で、測定しない様にしているので良いのだが)。

センサーに筒を付けたり、送受センサー間に仕切りを入れたり、基板からの振動(発振周波数:40kHz)が伝わらない様に空中に浮かす様にしたが、少しは改善されるものの、現象は変わらない。

P1010049_r そこで、送信センサーを秋月の純正に交換し、測定し易い様繰返し時間を100mSにしてみたら、問題無くなった(今回のはΦ10プラスチック外装の仕様不明ジャンク品を活用していた)。

受信側センサーは秋月と同一品だったので、送信側センサーを受信側センサーと同じものに交換したら、同じく問題無く動作した(遅延時間からの距離計算と実際の距離がほぼ一致)。

カタログ上は送受別仕様となっているが、どうやら兼用で使える様だ。

やはり、仕様不明のは問題だった様だ。超音波センサーは奥が深いと感じた。

あとは、カウントしてLCDに距離表示するプログラムをお願いした。

帰りに、使っていないという7MHz用EHアンテナをお借りした。

コメント
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