Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

Afganを聞く

2008年09月30日 | CD・DVD・カセット・レコード
 インドネシアで調査中、私が下宿していた家の男の子(といっても28歳だけど)が、46歳の私に「部屋にいるときは、いつもインドネシア・ポップ聞いているけど、それ、インドネシアだと大学生くらいまでしか聞かないんだけどね。」と言って笑っていた。まあ、そう言われれば、歌詞の内容はほとんど恋愛の内容だし、なんとなく切ないものばかりである。
 インドネシア人がどうであれ、私は、ポップ・インドネシアの甘い旋律や切ない歌詞が「好きだから」である。多くがとてもメロディアスで、あまり凝った編曲がないため、J-POPを聞きなれていると「古い」感じがするかもしれないが、そんなところが「おじさん」の心をくすぐるのである。
 Afganはまだ19歳の男性シンガーで、ネットなどですでに知ってはいたが、今回、ファーストアルバムをインドネシアで購入した。YOU TUBEなどでPVが見れるので興味のある方はご覧あれ。「恋愛に感謝」(恋愛して成長した)とか、「サディスト」(女性にいじめられても待ち続ける男性)とか、なんだかひ弱な男性像が描かれている気もするが、こういう男性がインドネシアでは受け入れられる時代なんだろう。ポピュラー音楽に描かれる男女の関係は、ある意味、その時代の男女の有り様を象徴しているわけだし。