Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

ハママツヒガシショ

2012年04月26日 | 浜松・静岡
 今日は朝、大学に出勤する前、免許の住所変更に行こうと決めていた。浜松市役所に行った時、浜松東署で変更できると聞いていたので、ネットで場所を確かめて、雨の中、トボトボと歩いて向かったのだった。しかし不慣れな浜松の街中、なんだか自信がなくなって、ちょうど家から出てきた中年の女性に「ハママツヒガシショはどこですか?」と丁寧に訪ねたのだ。すると女性はこう言った。
 「あそこに大学があるんですよ(これは私が務める大学である)。そのすぐ隣ですよ。」
と教えてくれた。なーんだ、僕が地図を見違えたんだ。もっとずっと東にあると思っていたのだが、大学のそばじゃん!ということで、大学のそばにいき、警察を探したのだった。しかしどこを探しても警察なんてないのである。だいたい交番すら見当たらない。
「あのオバサンは、ぼくをおちょくったのか?」いやいや、そんなはずはない。僕は思いきってまたすれ違った男性に「ハママツヒガシショはどこですか?」と訪ねたのだ。すると男性はこう言った。
 「ここですよ。ここ。」と言うのである。しかし、彼が指さした場所は、雨で水がたまった小学校の校庭なのだ。
 みなさん、お気づきだろうか?そうなのだ。私が最初に道を聞いた女性は、「ハママツヒガシショ(浜松東署)」ではなく、「ハママツヒガシショウ(浜松東小)」を私に教えたのだ。もちろん故意なんかではなく、そう聞こえたのだ。
 それに気がついたとき、なんだか情けなくて思わず一人で笑ってしまった。濡れネズミ中年男の怪しい一人笑い。そしてその瞬間、沖縄で「那覇国際高校」にタクシーで行った時の運ちゃんとの会話を思い出したのだった。
 「お客さん、ナハコクサイコウコウ(那覇国際高校)にいくときは、はっきり言わなきゃだめだよ。ナハコクサイコウコウ(那覇国際高校)とナハコクサイクウコウ(那覇国際空港)を間違えたことあるんだよ。お客さんは空港っていったつもりなんだけど、高校に連れてっちゃってさ。そりゃ、たいへんだったよ。」
 そう、間違えたら、たいへんなのである。私はその後、もう意地になって再び歩いて本来の「ハママツヒガシショ」に向かったことはいうまでもない。その証拠が、雨にかすんだ浜松東署の写真である。