Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

すき屋で《潮騒のメモリー》を聞くと

2013年08月15日 | 浜松・静岡

 浜松の昼下がり、バイクで大学を抜け出して浜北にある自動車免許センターに国際免許をとりにでかけました。平日の昼、いいですね。浜松は道が広いし、お盆で車少ないし、もう僕のための道みたいな感じです。沖縄では夏には日焼けもするのであまり遠出はしませんでしたが、大学生のころは、でかいバイクでよく相模湖や富士五湖に出かけました。僕の中でバイクと夏は相性ばっちりです。
 さて午後2時過ぎに新しい国際免許も手にして、昼飯でも食おうっかと、久しぶりに「すき家」に入っちゃいました。京都の北野天満宮に行った帰り、息子と二人で入ったのはもう数年前か?だいたい京都でそんな店入るか、と言われそうですが、僕は京都で王将だってすき家だって「入るんです」。毎日、高級料亭で食事なんてでけへん(入ったことほとんどないけど)。
 牛丼並(基本は、七味と紅ショウガをトッピング)とサラダセット。なんてヘルシーでしょう。30年前なら大盛りに生卵だったのになあ。なんだか嬉しいなあ。そして食べ始めようとしたところで、天野春子の《潮騒のメモリー》がBGMで流れるじゃないですか?じぇじぇじぇじぇ。この音楽、どう聞いても70年代後半から80年代前半風に作られてますよ。新曲なのはわかってますよ。朝ドラ見てるしー。でもね、こういう店入って、80年代風の音楽聞いたらノスタルジックな気分になっちゃいます。なんだか涙ぐみそうになり、血圧のことなんて忘れて、昔のように思わず紅ショウガ大盛りにしてしまいました。
 あのころのメット(ヘルメット)は、SHOEIのバリバリかっこい赤のメットだったなあ。まあ今はカブに乗ってるから仕方ないけど、なんだかこの写真、少し寂しいね。ステッカー、I LOVE HINDUと清明神社だし。お前、ヒンドゥーと陰陽道の混淆宗教信仰してんのか、なんて言われそうだし。いいさ、いいさ、どうせ「おじさん」だもんな。でもなー、若いやつにはまだまだ負けへんでー。
 なんだか《潮騒のメモリー》を聞きながら、ノスタルジックの気分に浸ったと思いきや、えらいテンションがあがり(たぶん血圧もあがっただろう)、帰りはもうバリバリにバイクをぶっとばして大学に戻ったのでした。この時だけは、なんて楽しい一日だろうと思いました。2時間足らずの出来事ですが…。