Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

ご立腹の理由は…

2015年02月20日 | 大学
先日、ガムランの練習に集まった学生たちが、一枚の紙を見ながら妙にご立腹なのだった。よく聞いてみると、どうもサークルや同好会が入学式後の短い時間、新入生向けに演奏するらしいのだが、そのリストをみて文句を言っているのであった。
「私たちは、スアラ・チャンダという名前なのに、なんでガムランって書かれてるの!」
これが不満の理由なのである。たとえば私が顧問をしているウィンドアンサンブルは、SWEというのだが、この一覧には「吹奏楽」とは書かれていないし、どのサークルもその固有名称で書かれているのだが、ガムランの同好会だけが、「ガムラン」と書かれていて、「スアラ・チャンダ」とはなっていないのだ。
「私たちはガムランじゃない!」
まあ、確かにそうだ。あなたの名前は?と聞かれたとき、「人間です」と言っているようなものだ。ものすごく怒る理由もわかる。でもねえ、やっぱりリストを作る学生にとっては「ガムラン」なんだな。それでも私が赴任してからわずかに間に、教職員、学生が学内で「ガムラン」という言葉を使うようになったということがすごいと思わないかい?どんなことにも順番があるさ。あと何年かの間にはスアラ・チャンダ(SC)と呼ばれるようになるんだ。もちろん今の君たちはみんな卒業したあとだけどね。ぼくだけがそんな時代を大学の中で見つ目続けるんだ。たいした特権じゃないけど。