Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

ナナちゃん人形

2019年01月18日 | 家・わたくしごと

  まだまだ知らないことが身の回りにいっぱいである。名古屋にナナちゃん人形なる巨大なモニュメントがあり、今は沖縄の民俗芸能エイサーの衣装を着ているという情報を得る。これは見にいかなくてはならないと、さっそく、非常勤として教えて行っている名古屋方面の大学の帰り道に寄ってみた。
  といっても、だいたいどこにあるのかわからない。「名鉄百貨店」という情報をたよりにウロウロしてみるが見つからない。仕方がないので名鉄百貨店のベテランらしき女性店員に「巨大な人形があるそうなんですが、どこにありますか?」と丁寧に聞いてみた。「ナナちゃん人形」という表現はなんとなく恥ずかしくて使えない。なんだか「リカちゃん人形」を彷彿させてしまう。
  教えられた場所に行ってみた。たしかに存在した。びっくりするぐらい大きい。しかし残念なことに、寒空にもかかわらず、夏のワンピースを着用しているではないか。見ているだけで、こちらまで凍えてきてしまう。残念ながらエイサーの衣装は終わってしまったようなのだ。なんだか気抜けしてしまった一方で、巨大なモニュメントに目を見張ったのだった。名古屋市民は何ごともなかったようにこの人形の横をせわしなく通り過ぎていく。きっとそれが日常なんだろう。ぼくらが上野公園の西郷さんの銅像の横をまるでそこに何もないように通り過ぎていくように。