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もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

卵自販機

2012年07月11日 | 浜松・静岡
 浜松の知人に「おいしくて新鮮な卵ならこれ」と教えてもらったのが、「産みたて卵の自販機」である。正直言うと、この自販機、見た目はかなりボロいのだ。こんなに古めかしいと、中に入っている卵は1ヶ月くらい放置されているんじゃないかと疑いたくなってしまうし、だいたいお金を入れても扉が開かなかったらどうしようと心配になってしまう。
 しかし信頼できる知人が教えてくれたわけで、そんなはずはない。ぼくは先月、意を決してこの自販機の前に仁王立ちになり、周囲に人がいないことを確かめ、100円を投入したのであった。なぜ人目を気にしたか?それは、開け方がわからなくておろおろするおじさんの姿を誰にも見られたくなかったのである。
 ちなみに100円を入れると5個の棚の扉が開錠し、手動で扉を開けるというもので、無事にネットに入れられた茶色の卵を取り出すことができたのだった。よかった、よかった。ところでその鮮度と味であるが、知人の情報通りで鮮度抜群、味もいけているのである。なんだかこういう卵を味わってしまうと、スーパーの安売りで10個100円の卵を買う勇気がなくなってしまう。
 囁きA「それはいけないぞ。贅沢を覚えちゃだめだ。これっきりにしないとな…。」
 囁きB「いいじゃないか、そのくらい、ささやかな贅沢だよ。次もここにおいで。」
 ぼくは以後、どちらになびくのだろう?

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