S教授とサヌールで通例のバリ・ミーティング。やはりS教授とランチをとるときは、必ず1度はこのクラブ・サンドウィッチを食べることになっている。いろいろな店で食べてきたが、本日も初めての店で、ここのものは、通常のものと違った形状。こんなクラブ・サンドウィッチもあるだろうか？なんて思いながら食したのだった。
なぜS教授とクラブ・サンドウィッチを食べ始めたのか、思いだそうとしてもその記憶が定かではない。S教授と会う前までは、私は日本でもクラブ・サンドウィッチなんて食べたことがなかったが、バリに来て、なかなか旨いものだと知ったのであった。旨いものを食べると話も弾むもので、きっとお互いにその味に満足した結果、クラブ・サンドウィッチは我々の打ち合わせになくてはならないものになったのかもしれない。
それにしてもバリは暑くて、まだ体が気温になれない気がするし、日本から持ってきた花粉症のアレルギー、特に鼻水やくしゃみは、バリの排気ガスの多さと相まって、まったく良くならない。沖縄だとすぐに治まるのだがより悪化しているような気がしている。いったいどうしたものか…。
19日の教授会を終え、なんとか書類の作成も済ませてその日のうちに成田空港近くのホテルに移動し、本日20日の夜にデンパサールに到着しました。冬の戻りで寒かった浜松、成田の気温から一気に30度の南国の世界で、まだ少し体が驚いているようで、なかなか汗腺が開きません。花粉症は少しずつ良くなっていくはずですが、それでもアレルギー症状はまだひどく、ティッシュや薬が手放せません。
到着してからすぐにゼミの留学生から連絡をもらい、あずかった荷物を渡してホテルから歩いて２，３分のこじゃれたレストランで食事をしました。久しぶりのバリでのお食事が写真のインドネシア料理の定番「ナシゴレン」。もちろん後ろに「スペシャル」が付いた「ナシゴレン・スベシャル（ナシゴレンの豪華版）」を頼んだので、まあまあ、鶏肉、豚肉、卵、野菜と大盛合わせでした。
明日から予定がびっしりです。「一日くらいは何もしないでのんびり」、なんていう生活に日本にいるとあこがれるのですが、バリに来てしまったらやはり「貧乏癖」のせいで、「ああ、時間がもったいない」と、一日、動き回るのが常。今回もいつもと同様の滞在になりそうです。まだまだ若い証拠だと思って、頑張ります。
本日、確定申告を終了いたしました。結論を先に持ってきてしまうと、もうこの一文だけで十分だと思うわけですが、一応簡単にご説明いたしましょう。
Pはメインでやっているお仕事以外にもこまごまとお仕事を受けている関係で、源泉徴収票が1月2月になるといろいろと送られてくるわけです。今年は医療控除などの手続きもあり、やっと昨日夜までに準備をして申告会場に出かけたのでした。
朝9時に行ったにもかかわらず1時間待ちでございまして、順番が回ると今度は担当者一人が二人を受け持ちで、結構、もう一人の「おばさん」が「そんなのわからん」の連発で、担当者はキレ気味。キレつつも笑顔を維持しようとするとこうなるのか、という典型的な例を見させていただきました。私も言われていることはよくわからないまま、数字をいろいろ書かされて、その後、PCで入力して事なきをえたのでございました。
なんで税金は戻らないで、追加で払わなくちゃいけないのかなあ、と思いながらも別にバリの買い物のようにボラれたわけでもなかろうと、あきらめて振込用紙をありがたく受け取って帰ってきたのでした。まあ成果といえば、この数日で計算機の使い方が少しうまくなった気がしています。気のせいか…。
ギロックのピアノ曲を知らなかったわけではない。ピアニストの宮沢明子がこの作曲家の作品をよく演奏していた記憶があるし、実質的にはこのピアニストが日本にギロックを紹介したのではあるまいか？しかし、その頃は子ども向けの教本のたわいもない小品くらいしか考えていなかったのだが、最近、「題名のない音楽会」のギロックの特集を見て、考えを新たにしたのだった。
だいたい、私はこの作曲家の名前は知っているものの現代アメリカの作曲家であることも知らなかった。ゆえにいわゆるクラシックの小品からジャズ、ブルースまで多種多様なジャンルの曲が多いわけだ。だいたい曲は2分前後だし、初心者の練習曲にぴったりなのだが、それにしても完成度の高さに驚かされる。結局、「題名のない音楽会」に出演していた熊本マリのギロックの作品集を、アマゾンでポチってしまう。
テレビでは、近年、日本のピアノの学習ではギロックが大ブームだそうだ（本当かしらね）。まあ、そんな話は半分くらいで信じるとしても2500円以上払って買って後悔のないCDだった。さっそく、来週のラジオ収録で一曲使うことにした。曲名は…もちろん「秘密」よ。なんたって4月7日放送分ですからね。
