トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

ハタケチャダイゴケ

2015-10-12 | キノコ


面白いキノコに出会った

樹木や草花では出来た種子をどう散布するか重要課題の一つ
キノコも同様で胞子をどう散布するか・傘を開いて胞子を飛ばすだけでなく 水から溶けて水に流すもの 雨の落ちてくる力を利用する 強烈な匂いで昆虫を誘い胞子を託すなど工夫は色々ある

初夏から晩秋にチップや落ち枝などに発生する直径10㎜ 深さ15㎜ほどの小さなキノコ
初めは俵型でやがて上部が開口してコップ型になる
コップの中には碁石状の黒い小塊粒が幾つか入っており 小塊粒の中に胞子が内蔵されている

雨が降りコップに当たると小塊粒の皮が剥がれ この中のコイル状の紐がバネのように伸びてその力で小塊粒は飛ばされる
ハタケチャダゴケは紐が草の葉に絡み 葉を食べた動物が糞で胞子を散布する
コチャダイゴケのように小塊粒に紐が付かないものもある・雨滴で弾かれて飛散するのだろうか
映像は小塊粒が全く見えず散布し終わった個体のようだ