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ヤドリギ

2016-04-21 | 樹木 草花


大きなエノキにヤドリギが一杯付いて実を生らしていた

ヤドリギはエノキ ケヤキ ブナ ミズナラ サクラなど落葉広葉樹に半寄生するヤドリギ科の常緑小低木
大きさは1m近くになる

2~3月頃に目立たない雌雄別株の小さな花が咲き 初冬頃から葉を落とした木に実が良く見える
11月頃には熟すが年が明けたころから鳥が実を食べ始める
食べるのは主にレンジャク類 ヒヨドリやムクドリも食べるが一粒位
味は甘いのだがその後べとべとした異様な感じがして1時間位は不快感が取れない どーぞお試しください
種子は粘液質の果肉に包まれ鳥の嘴に付いたり 糞と一緒に排泄されて散布される

ネバネバの付いた種が木の枝に引っかかるとやがて寄生根をだし 寄生相手の導管の中に伸ばし水や栄養分を奪い取る 最初の葉が出るのに3年半もかかるそうだ
葉は常緑で光合成もするので半寄生植物と言う