庭のクサボケに実が生った
ボケの名前は、中国名の木瓜(モッカ)の音が変化したものと言われている
ボケに似ていて、小型の低木なので草の名が付いた
バラ科の落葉小低木 高さ30~100cm程になる
ボケ属はアジア東部に4種が分布し、日本ではクサボケ1種が自生している
明るい雑木林や草原などに生える
幹は地面を這うか斜上する
小枝は刺になる
葉は互生し、葉身は2~5cmの倒卵形~広倒卵形で鈍頭又は円頭
基部はクサビ形、縁には鈍い鋸歯がある
花期は4~5月、両性花と雄花が混生する
葉腋に3cm程の朱赤色の花を2~5個ずつ付ける
花弁は円形~広倒卵形で、基部は細く爪状になる
雄しべは40~60個、花柱は5個有り共に無毛
果実はナシ状果
3cm程の歪んだ球形で、果肉は木化して硬くて渋く酸味がある
リンゴ酸、クエン酸、酒石酸を含み、よい香りがする
果実酒が香りに酸味が加わって、とても美味しい
塩漬けや焼酎漬けにして食べる