トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

コブシの実

2011-07-16 | 樹木 草花


春先に真っ白い花を楽しませてくれたコブシ
久しぶりに見るとすっかり実になって垂れ下がっていた
実が握りこぶしに似ているので コブシと言うとか

秋になると成熟して裂開し赤い種子が顔を出す
赤い種子は糸状に伸びた珠柄(胚珠の柄)の先にぶら下がりすぐには落ちない

秋の真っ赤な実に出会うのを楽しみしている
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ウズグモ

2011-07-15 | 虫類


渦巻き状の隠れ帯をつけた網を張るので分かり易くウズグモと呼んで片づけているが ウズグモ科の仲間で何種類かいる

垂直の網を張るが満腹の時は渦巻き網は張らず 飢えててくると網を渦巻き型にする
渦巻き型の方が引っ張りに強くなり小さな虫でも確実に振動が伝わって取りこぼしなく捕食できる

この仲間の横糸には2本の糸の間に梳糸(そし)と呼ばれる極めて細い糸が絡まった構造をしていて コガネグモなどとは進化の過程が全く異なると言われている

因みにコガネグモ類も円網を張るが 横糸には粘球糸と言われる糸が張られ 横から透かして見ると糸にツブツブの球が見える
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ワカバグモ

2011-07-14 | 虫類


分かり易いクモではワカバグモもその一つ
色が綺麗な緑色で 葉に同化している 名前も若葉の色をイメージしてつけられてと思う

第1脚と2脚が長くこれを八の字に広げて獲物を待っている
葉の上で獲物を待つ徘徊性のクモ
公園などで良く出会うおなじみさんな感じで危険さを感じさせないクモだ

もちろん日本には危険なクモは2~3種類でほとんどは危険はないのだが 例えば茶色のオニグモなどはかみつかれそうで触る気がしない
その点ワカバグモは何ともなく手で摑まえられる
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ササグモ

2011-07-13 | 虫類


笹の葉の上に多くいることからササグモと名付けられたが実際はどこでもみられる

足にトゲトゲが見られるのを識別の目安にしている

徘徊性のクモで網は張らない
草の上でじっと獲物を待っていたり 葉の間を徘徊して獲物を捜したりする

クモの仲間はおよそ1500種ほど記録されていて4割は巣を張らない徘徊性のクモ
一般に徘徊性のクモの方が獲物を見つけて捕えるので 造網性のクモより目が良いとされている
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ナガコガネグモ幼体

2011-07-12 | 虫類
ナガコガネグモ幼体 成体
   

今頃のクモはまだ若若しくて模様もはっきりとしていない

秋になると黒と黄色の素敵な模様のナガコガネグモもまだ幼体だ

ナガコガネグモは低木間に垂直の円網を張る
縦上下に隠れ帯と呼ばれるジグザグ模様をつけその中心に止まっている
姿勢は頭が下・・これは逃げる時に一番早く動ける姿勢 命綱をつけて飛び降りる 造網性の多くのクモがこの姿勢をとる・・

幼体の時の隠れ帯はジグザグ模様が渦巻き状
成体も幼体も手を近づけたりすると激しく網をゆすって威嚇する・これが意外と面白い

成体の写真は昨年の秋のものでメス オスは地味色で小さい
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ガガンボ

2011-07-11 | 虫類
 

ガガンボは子供のころからなじみのある虫だがユラユラしていてどうゆう虫だかあまり関心を持ったことがない

生態は蚊を大きくしようだが 血は吸わない
素早くもないし うっかり捕まえて足等持とうものならすぐ取れてしまう
体が弱い造りなのだ
写真のガガンボは キイロホソガガンボ のようだ
足は5本しか見えず一本取れている

自然界は弱肉強食だが ナナフシ共々こんな武器もなく死んだ振りもせず トロトロ飛んでいる虫も生き永らえている 奥行が深い
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ナナフシ

2011-07-10 | 虫類


木の葉や枝に止まってじっとしていて なかなか見つからない
保護色を利用して隠れることに専念して 動きはノソノソだし素早く逃げるすべはなし 武器もなし

植物連鎖の末端だったら数をたくさん産んで子孫を残すという種もいるが そんなこともなさそうだ
メスは卵を一粒づつ地面にばらまくが 植物の種のように見える

大きさも種によるが5~10cm程とかなり大型の昆虫
写真は多分エダナナフシで 翅が退化していて飛べない

ノソノソ体を揺らしながら歩いて悠々自適って感じは悪くないが何かまどろっこしい
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ヨツボシケシキスイ

2011-07-09 | 虫類


今日で梅雨明けだそうだ
さー若人の夏だ~ 頑張って乗り切ろう

甲虫の仲間でケシキスイ科のヨツボシケシキスイ

クヌギの樹液に来ているところ 
この仲間は樹液 花 果実 穀類 キノコなど植物質を食べるもの 動物の死骸や他の昆虫類の幼虫などを食べるものなど 生態は多種多様

ケシキスイ ってどういう意味?
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ギンリョウソウ

2011-07-08 | 樹木 草花


葉緑素の無い純白の腐生植物
山地のやや湿り気のあるところに生える

ギンリョウソウは本種自体が腐植から栄養を摂るのではなくあくまで菌類に助けられて成長するので 最近は菌寄生植物というらしい

寄生植物とか腐生植物とか言うと他の栄養分を横取りする悪者のようだが 人間とて栄養を他の植物や動物に頼っている(従属栄養生物と言う)のだから 言ってみれば同じ仲間とも言える

ギンリョウソウ:イチヤクソウ科 大きさは10~20cm 下向きに付く花とうろこ状の鱗片葉に包まれた姿を竜に見立てた

葉緑素が無くて栄養を他に頼る以外は普通の草花と同じで つけた花に雄しべと雌しべがありいずれ球形の液果になり茎が倒れるとつぶれて種をまき散らす
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ネジバナ

2011-07-07 | 樹木 草花


我が家の小さな庭にもネジバナが咲く
ネジバナ(捩花)は花序が捩じれているのでこの名前がある
捩じれ方は右巻き左巻き 稀にまっすぐなのもあったりする
毎年2,3株は咲くが増えるようなことはないし 咲かない年もない

ラン科の20cm程の可愛い花 大きいものでは40cmくらい
ランの仲間は根で菌を呼び寄せ 菌根圏という小さな世界をつくり持ちつ持たれつ共生する

ネジバナは一株で数十万とも言われる種をつけるが発芽の為の栄養は持たず ラン菌がいないと芽吹けない

ランと言えば高価な花のイメージ 我が家の唯一のランも頑張っておくれ
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クリンソウ

2011-07-06 | 樹木 草花


クリンソウ(九輪草)
山地の湿り気のあるところに生えるサクラソウ科の多年草
日本産のサクラソウの中では一番大きい

高さ50cm程の花茎の上部に紅紫の花を何段か輪生させる
名前は輪状に咲く花が多段に付きこれを九輪に見立てた

中々ないが すっきりとした花らしい花で出会うと嬉しくなる
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カナヘビ

2011-07-05 | 小動物 他


トカゲを見ると思わず引いてしまう
遠い遠い昔 人が恐竜たち爬虫類の餌だったころの記憶が肌にしみ込んで いまだに爬虫類の鱗模様が苦手 と言う説を唱えているのだがどうだろうか

トカゲの仲間でカナヘビの仲間 ニホンカナヘビがいた
どこにでもいると思っていたが 最近は数が減って 絶滅危惧Ⅱ類(VU) になってる
時折は都心の公園でも見かけることがあり まさか絶滅を心配される種になっていたとは・・

日本固有種でもあり 結構可愛い顔つきだし絶滅などしないで欲しい
カナヘビの語源は不明だが 可愛い蛇(愛蛇・かなへび)から来たという説もある
食べ物は昆虫などの無脊椎動物 
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コウガイビル

2011-07-04 | 虫類


ニョロリニョロリ 長いものは1mもの長さがある
コウガイビルの仲間でオオミスジコウガイビルという

公園の湿り気の多い枯葉や石の下などにいて ミミズ カタツムリ ナメクジなどを捕食する
頭がイチョウの葉の形をしていて 笄(こうがい)に似ているのでコウガイビル
ヒルと言うが人には無害 だが触るとネバネバが手についてとれずかなり気持ちが悪い

不思議なことに 口は長い体の中央辺りにあり 食べたものはそこから前に後ろに運ばれて消費され 消化管の末端は袋状になっていて終わる
肛門がないという どういうこと? 消化滓は出ないんだ?
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クワガタソウ

2011-07-03 | 樹木 草花


山道でひっそり咲いている可愛い花がいた

クワガタソウ・ゴマノハグサ科・あまり馴染みはないが そこらじゅうに咲いているオオイヌノフグリの仲間の草
そう言われれば花の姿に面影がある
花は離弁花のように見えるが元のところで合着しており花冠ごとポロリと落ちる

果実が細い咢に包まれ兜の鍬形に似ているところからのこの名前がある

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ハンゲショウ

2011-07-02 | 樹木 草花
 

今日は夏至から数えて11日で72候の一つ半夏生
その雑候の名前が付いている草がこの頃に花を咲かせるハンゲショウ(半夏生)

元々緑色の葉もこのころは茎に近い方から白くなる

花は上の方の葉腋から10cm程の花穂をだし小さな花を沢山つける
花穂は始めは垂れているが下の方から開花するにつれて立ち上がって来て ちょうど一番高い所が花盛りになっている
虫の目について止まり易くしているのだろうか

葉が白くなるのも地味な花を目立たせて虫を呼ぼうと白く変化すると言われている
花の時期が過ぎる8月頃葉は元の緑色に戻る と言われているが見たところ完全に元に戻るのは少なく葉によっては白っぽさが残っている

ドクダミ科の草本で別名カタシログサ・・葉が白くなるから・・と呼び半化粧と書くこともある

地味な花なりにずいぶんといろいろ工夫している
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