梅雨の時はアジサイが映える
庭のアジサイもここの所の雨で素敵な色具合で咲いた
大きな4枚の花弁ように見えるのは装飾花の萼片で 中の小さい濃紫色の部分が花
元々はガクアジサイの花序をすべて装飾花にした栽培種がアジサイ
なので結実はしない
庭のアジサイを見ていると下の茎を横に這わせて地面と接触した所から根が出てくる
栽培品種で種は出来なくても子孫を残す手立ては確保してある 立派なもんだ
アジサイの花の色の話
昔は土地の酸性度の違いで アルカリが強いと赤っぽく 酸性が強いと青っぽくなると聞いていたがそう単純ではないらしい
1)青花色も赤花色も色素はアントシアンで同じ
2)アントシアンは水溶液では酸性→赤色 中性→紫色 弱アルカリ性→青~緑色
3)一般に植物の花弁の細胞液は弱酸性→ならば花は赤色?
4)アントシアンは補助色素と金属元素アルミニュウームとの複合で安定した青色の発現が出来る
→この能力の高い品種が青色花になる
土地が酸性ならばアルミニュームを良く吸収できるが アルカリでは吸収できにくい というPHの違いが一要素としてはある