トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

ツブカラカサタケ

2011-09-15 | キノコ
  

小さなキノコが草の間からノッコリ顔を出していた

ツブカラカサダケのようだ 夏から秋にかけて堆肥などからどっと出てくる

食毒は不明 傷つくと赤変する

松茸の傘が見事と裏返す (京極杞陽)

今年は松茸が口に入るや否や

テングタケ

2011-09-14 | キノコ


公園の林床の下に美味しそうなキノコが沢山出ていた

致命的ではないが毒のあるキノコでテングタケ(の仲間かな)
イボテン酸という日本で研究され名前が付けられたアミノ酸が含まれ こらが味の良い成分で テングタケは毒だがすこぶる美味という
天日で乾燥して3か月以上保存 とか 蒸して塩蔵3か月とか毒抜きの方法はあるようだ

美味しいものには涙ぐましい努力と危険をを惜しまない

全く人間は貪欲だ

甲斐駒ケ岳

2011-09-13 | 旅行


ぶらりと富士山5合目に行った
天気の良い日で 甲斐駒ケ岳が真ん中で左に北岳 右に八ヶ岳を従えてそそり立っていた

「日本100名山」の深田久弥は 甲斐駒ケ岳は名峰である もし日本の10名山を選べと言われたとしても 私はこの山を落とさないだろう と書いている

北岳は標高3192mで日本第2位の高峰

一位はもちろん富士山3776m 高さ美しさ自然の厳しさ日本一の山は登山者が毎年数十万人とか
シーズンには行列が出来る これも日本一だろうし且つ世界一かも

中秋の名月

2011-09-12 | 小動物 他


今日は十五夜 陰暦八月十五日「中秋の月」

一年中でこの夜の月が最も澄んで美しいとされる
季節が良い 秋の草 虫の声 夜露 涼風

穂芒を挿し新芋や栗 枝豆あるいは団子などその年の初物を供えて 月を祭る風習は収穫を祈る昔からの農耕儀礼の遺風であろうか
江戸時代の自然相手の行事を粋に生活に取り入れて遊んだ 心豊かなご先祖様の伝承だろうか

この夜月の光で針に糸を通すことが出来れば裁縫が上達する
この夜絞った糸瓜の汁は肌を美しくする

色々あるがいずれも女の子のこと やはり月は女神様なのだ

名月や池をめぐりて夜もすがら(松尾芭蕉)
名月や笛になるべき竹伐らん (正岡子規)
乳房にああ満月の重たさよ  (富沢赤黄男)

ツクバトリカブト

2011-09-11 | 樹木 草花


言わずと知れた有毒植物
キンポウゲ科の花だがこの科には有毒植物が多い

この仲間は結構種類が多くて 見た目良く似ている

筑波山で最初に見つかったので ツクバトリカブト
トリカブトは舞楽の鳥兜に見立てたもの

ヤナギラン

2011-09-10 | 樹木 草花


高原の女王 と言っても良いような華麗なピンクで美しく装う

葉が柳に似て 花はランに似ているのでヤナギラン(柳蘭)
アカバナ科の花で蘭ではない

花は下から上へ咲く
写真の左側の先がくるりと丸まっているのが雌しべ この花は雄しべ先熟で花粉を出し終わると雌しべが開く
違う株からの花粉を受粉するための仕掛けで この手の花は結構多い

エゾカワラナデシコ

2011-09-09 | 樹木 草花


ナデシコジャパン頑張ってますし 人気絶頂
あやかって高原で見たエゾカワラナデシコのお話

カワラナデシコ 別名ナデシコ 河原に生えているナデシコの意味
母種がエゾカワラナデシコで エゾカワラナデシコはそのカワラナデシコの山地型

可憐な花からナデシコ(撫子・・なでし・こ)

ナデシコ科ナデシコ属 属の学名はダイアンサス(Dianthus) ・ギリシャ神話のジュピター神で神に捧げる花の意味
その代表がカーネーションとナデシコ

ナデシコは英語ではピンクと言い 本来ピンク色と言うのはナデシコ色と言う意味だそうだ

カワラナデシコとエゾカワラナデシコの違いは 苞(蕾の時に包んでいたもの)が3,4対あるのと 2対で十字対生になっていることである

と物の本には書いてあるが しかしチョッと見た目には分からない


ワレモコウ

2011-09-08 | 樹木 草花
 

高原を歩いていると目に入るのがこれ ワレモコウ

チラリとみると小さな黒っぽい楕円形の穂が揺れているだけのようだが 良く見ると穂の中に小さな花がビッシリと咲いている

花びらに見えるのは花弁ではなく萼片
穂の上から順に咲いてゆく まだ下の方に少しだが蕾が見える

ワレモコウ・・漢字で書くと吾亦紅 吾木香 その他色々あるが由来は・・

吾亦紅・・この花は何色か意見を出し合った時に 吾は尚亦紅と思う と主張したのでこの名になった
吾木香・・キク科のモッコウ(木香)から来た説 モッコウは根に芳香があり漢方で使う 吾木香も根を乾燥して地楡(ちゆ)と呼び漢方で止血剤に使う

吾も亦(また)紅(くれない)なりとひそやかに (高浜虚子)

ヤモリ

2011-09-07 | 小動物 他


さて寝ようかと横になったら 壁にヤモリが現れてじっと見交わす瞳とヒトミ

まだ生まれて間もない子供で 大きさは5cmほど 大人の半分くらいしかない
手の上に乗せるとちょろちょろと面白そうに遊んでいて 警戒心とか恐怖心とか全くない

すっかり愉快になってしまってしばらく遊んだ

正式にはニホンヤモリというらしい
有鱗目トカゲ亜目ヤモリ科ヤモリ属
飛翔性や壁を登る小昆虫 徘徊性の小さなクモなどを食べる

板壁や戸袋 屋根裏などの隙間に楕円形の1cm程の卵を産む 40~90日で孵化
オスは翌年 メスは2年後に性成熟する

我が家のヤモ嬢どこで生まれたやら また遊びにおいで・・

ノコメキシタバ

2011-09-06 | 虫類


高原にはガも多い

翅を広げているときはチョウかと思ったのだが 止まり姿はガだった
写真の左二つは同じガで ノコメキシタバ
キシタバの仲間は木に止まって下翅が見えないと全くの保護色で中々見つけるのが大変
幼虫はバラ科のズミを食べる ズミの木は周辺に沢山生えていた

更にチョウそっくりだったのが 3枚目の写真 ヒョウモンエダシャク
数も多くてそこいらじゅうに居た

最後がヨツボシホソバ 黒い星が4つ見えて分かり易い
幼虫は地衣類を食べる

アサギマダラ 他蝶々

2011-09-05 | 虫類


高原の舞姫

一番の出会いはアサギマダラ・・最近このチョウは渡りをすることが分かってきた
台湾でマーキングされたチョウが鹿児島と滋賀で見つかった
奈良と長崎ででマーキングしたチョウが台湾で見つかった

船の乗組員が洋上で漂うアサギマダラを見たとの情報もあり 波に漂って休みながら飛んでいるのかもしれない

秋には南下し 春には北上する 不思議なチョウ

沢山居たのはヒョウモンチョウで多分ギンボシヒョウモンらしいがどうだろう
初めての出会いのチョウ 識別がかなり難しい

ジャノメチョウは可哀相にヨレヨレで飛んでいた
コミスジは木道の前方にヒョイと止まった
両方とも都心周辺で結構見かける

フウロソウ

2011-09-04 | 樹木 草花
 

フウロソウ科の花 タチフウロとハクサンフウロ

花の色の濃いアサマフウロも沢山咲いていた
どうした訳か撮ったつもりの写真が無い 残念また次回に・・

高原の彩に欠かせないフウロソウ 生い茂る草ぐさの中に居て小さな赤い花は健気な感じで声を掛けたくなる

アキノキリンソウ他黄色の花達

2011-09-03 | 樹木 草花
     

霧ヶ峰で出会った黄色の花々

似て居るのもあるがキツリフネのような独特の変わった形の花も多い

いきもの色の色は虫たちに取って食べ物のある場所を示すサインなのだそうだ
ハナアブ類やハエ類を送粉者に選んだ花は これらの虫が花に潜り込む習性が無く 閉じた花を開くこともできないため 上を向いたどちらかと言うと平たい形をしていて蜜や花粉を食べやすい場所に置いている

メタカラコウやキツリフネのような潜り込ませるタイプの花は 花の扱いに一番優れているハナバチ類がやってくる
ハナバチに送粉を依存する花は構造や機能が複雑なものが多い

昨年ミツバチがいなくなってしまって農作物が出来ず随分と困ったらしい

食料を保障されている虫(昆虫)と 確実な送粉者を得ている植物(被子植物)が この地球で一番繁栄している生物なのだ

写真左から アキノキリンソウ オミナエシ キンミズヒキ ハンゴンソウ メタカラコウ キツリフネ


アカガシラサギ

2011-09-02 | 野鳥
 

主に東南アジア辺りを南から北へ 北から南へ渡っていて 少ない旅鳥として沖縄や奄美などにやってくる

葛西臨海公園が好きと見えてまたまた2年振り?で渡来

夏羽は頭が赤茶なのだがこれはもう冬羽になっている

今年の春やそれ以前に沖縄で出会ったのもまだ冬羽だったので未だ夏羽は見たことがない

体長45cmでコサギより小さいのだが首が太いせいか大きい感じがする

今回は目の前までやってきて魚をゲットのパホーマンスまでしてくれて大いに満足

ヤマハハコ

2011-09-01 | 樹木 草花
 

最初間違えたがヤマハハコとノコギリソウ何やら似た雰囲気と思う

葉がノコギリソウはギザギザの櫛の歯状に中裂しており区別は簡単

いずれもキク科の花で山地の草原に生える多年草

ヤマハハコにはホソバノヤマハハコ ノコギリソウにはヤマノコギリソウなど良く似た花があり奥は深い

そんな区別がサッとついて草原で薀蓄を傾けたいがマー無理だろうな