楚々とした可憐さで人気のマヤラン
最初の発見地神戸市摩耶山に因んだ名前
ラン科の花で大きさは30cm位にはなると言うが 概ね20cm以上のは見たことが無い
ラン科はキク科に次ぐ大きな科で 単子葉類中一番進化している
世界に700属30000種 日本では75属250種と言われている
同じ緯度のヨーロッパに比べ2倍ほどの種数で ランの豊富な国日本ということになる
生態的に見ると 着生種 地生種 腐生種がある
着生種は樹木の幹や枝 岩などに付着しているもので セッコク フウラン ナゴランなどがあり 寄生と違って付着物から栄養は取らない
地生種は文字通り地面に生える種類で クマガイソウ エビネ シュンランなど
これに対して腐生種は葉も葉緑素もない無いものが多く 地中の腐ったものから栄養を摂って育つ ショウキラン トラキチラン ムヨウラン等で マヤランもこの仲間
小さくやっと咲いて可憐な風情なのに腐ったものから栄養を摂っているとは・・
ジャコウアゲハはアゲハチョウ科の大形のチョウ 前翅長42~60cm
その蛹が木にぶら下がっていた
幼虫時代に有毒成分のあるウマノスズクサやオオバウマノスズクサを食べるので 成虫になってもその毒成分が残り 鳥などが食べるとひどい目に遭うのを学習して手を出さないようになる
道理で飛び方はヒラヒラゆったりと飛んでいる
ジャコウアゲハが襲われないのを見て 似た姿に擬態するものもいる
オナガアゲハ クロアゲハ アゲハモドキなどがそうだと言われている
越冬は蛹でする
この蛹はこの夏に成虫になるのか まさか今から蛹で来年の春を待つことは無かろう
不思議な体勢だ 糸で体を支えているがどうやって作ったのか 考えるといろいろ想像して面白く興味は尽きない