トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

チリイソウロウグモ

2012-09-15 | 虫類


チリイソウロウグモはクモを襲うクモの一種

多くのクモの上部の不規則糸の部分に侵入して居候生活をし 網の主の食べない小昆虫を捕まえたり 網の主の捕えた獲物を略奪して生活する
時には網の主を襲うこともある

写真の赤っぽい丸い玉はチリイソウロウグモの卵のう
メスが卵のうを守って傍にいる と言う麗しい図

その意見には賛成だが もう一つ 自分の意見を加えると 卵のうをおとりにして近づくクモや虫を待っているのではなかろうか

ヒメグモ科イソウロウグモ属:大きさは10mmほど 7~9月頃に出現 狩猟行動は居候型攻撃型
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カネタタキ

2012-09-14 | 虫類


2日ほど前から家の中でカネタタキの鳴き声がする
リビングだ食堂だとか言っていたが 本日台所の流しに姿を現した

オス(写真)は水に濡れてしまった体の3分の1ほどの極端に短い前ばねをパタパタ動かしていた
この翅は発音の為にあり飛ぶことは出来ない
メスに至っては翅は退化して無い

バッタ目カネタタキ科 大きさは1cm程 色々な葉や小昆虫の死骸を食べる

翅はないがピョンピョンすばやく飛ぶ 一飛び10~15cm位だった
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マヤラン

2012-09-13 | 樹木 草花

楚々とした可憐さで人気のマヤラン
最初の発見地神戸市摩耶山に因んだ名前

ラン科の花で大きさは30cm位にはなると言うが 概ね20cm以上のは見たことが無い

ラン科はキク科に次ぐ大きな科で 単子葉類中一番進化している
世界に700属30000種 日本では75属250種と言われている
同じ緯度のヨーロッパに比べ2倍ほどの種数で ランの豊富な国日本ということになる

生態的に見ると 着生種 地生種 腐生種がある
着生種は樹木の幹や枝 岩などに付着しているもので セッコク フウラン ナゴランなどがあり 寄生と違って付着物から栄養は取らない
地生種は文字通り地面に生える種類で クマガイソウ エビネ シュンランなど
これに対して腐生種は葉も葉緑素もない無いものが多く 地中の腐ったものから栄養を摂って育つ ショウキラン トラキチラン ムヨウラン等で マヤランもこの仲間

小さくやっと咲いて可憐な風情なのに腐ったものから栄養を摂っているとは・・
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ベッコウハゴロモ

2012-09-12 | 虫類


タイミングが悪くてこのベッコウハゴロモとスケバハゴロモの写真が撮れなくて居たのだがやっと撮れた

ベッコウハゴロモ:カメムシ目ハゴロモ科 大きさは1cmほど 二本の白い帯模様 翅の後方に一対の黒紋
クワ ウツギ クズなどの汁を好む 7~9月頃に現れる
越冬は卵

アオバハゴロモ スケバハゴロモと合わせて3ハゴロモと勝手に呼んでいるベッコウハゴロモ
写真に撮れてラッキー
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バアソブ

2012-09-11 | 樹木 草花


バアソブ(婆そぶ)が咲いていた
ソブは長野県木曽地方の方言でそばかすのこと
花冠の内側の斑点をそばかすに見立てたもの
ツルニンジンの別名ジイソブは爺で婆に対してつけられたもの

キキョウ科でつる性の多年草 つるを切ると白い乳液が出る

ホタルブクロもそうだが袋物にはつい目が行ってしまう
加えて名前が面白い 楽しい花だ
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ダルマホトトギス

2012-09-10 | 樹木 草花


ダルマホトトギスと言うユリ科のホトトギスの仲間
タイワンホトトギスの変異種

普通見慣れているホトトギスの仲間は茎が1m程にもなるが このダルマホトトギスは矮星品種なのか20cm位
花も葉も丸みを帯びて可愛い 丸っこいのでダルマなのかな?

ルリタテハ(蝶です)の食草で食べられても結構強く花を咲かせる と言っても程度はあるだろうけど・・

ホトトギスは園芸品種も多い
ハゴロモ 天の川 江戸の花 カラス葉チャボホトトギス ニイタカホトギス・・・

花の形も変わった花なのでファンも多いのだろう
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ヤマホロシ

2012-09-09 | 樹木 草花


繁殖力が強くて山をも滅ぼしてしまう と言うのでヤマホロシなのだそうな

ナス科の草本で花期は7~9月 ややつる性で 葉の形状が上部は切れ込みが無いが 下部の葉は3~5片に深く裂ける
クワやカクレミノなど同じ木の枝に裂けて居る葉と裂けていない葉が混在しているものが結構ある
木の生理なのか 必要があるのか 別の何か深い意味があるのか?

繁殖力の強さを名前にしている植物も多い
ヤブカラシ(藪をも枯らす) カキドオシ(垣根をも通り越す)

実は液果で赤く熟す 球形で6mmほど
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ヤブミョウガ

2012-09-08 | 樹木 草花


ヤブミョウガはそこらじゅうの林内に生える野草
ツユクサ科で1m以下ほどの大きさ
葉だけ見るとミョウガ科のミョウガそっくりだが 残念ながらミョウガはならない
なのでヤブミョウガ

この時期実が熟して藍紫色なっている
あまりあちこちに生えているので素通りしていたが藍紫色の液果(大きさは5mm位)を割ってみた
中は概ね30個ほどの小さな種子が詰まっていた

良く見るとその1mmにも満たない小さな種子に穴が開いている
何の穴だ?・・水の通り道かな?

花は8~9月に咲き同じ株に両性花と雄花がある
両性花(写真下)は花柱が雄しべより長い


全体の写真


見慣れて目もくれなかった野草だが種に意外な秘密?があった
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ナガコガネグモ

2012-09-07 | 虫類


ナガコガネグモがトンボを捕まえた
シオカラトンボのようだ 今日は大ご馳走

コガネグモ科のクモでこの仲間は腹部背中が綺麗な色模様のものが多い
写真はメスで大きさは25mmほどだった オスは地味な薄茶で10mm位
草の間や低木に正常円網を張る

網の中央部に縦に直線状の隠れ帯をつけてクモはその中心に止まる
危険を感じると激しく網を揺さぶって威嚇してくる
そっと手を出して構うと面白い


幼体の隠れ帯はジグザグの渦巻き状(コガネグモ類は全種)で大きい




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アオバハゴロモ

2012-09-06 | 虫類


アオバハゴロモ(青翅羽衣)と遊ぶと面白い
向こう側からそっと手を出すと横に歩いて枝をぐるりと回る
こちら側から手を出すと向こう側にぐるりと回る

ハゴロモの仲間はセミに近い 半翅目アオバハゴロモ科 大きさは1cmほどで色形が穏やかで可愛い
羽衣には鳥や虫のはねと言う意味があり青緑のきれいな前ばねが名前の由来

可愛い虫だが農作物の害虫でもある

幼虫は白い綿状の分泌物に覆われている
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ジャコウアゲハ蛹

2012-09-05 | 虫類


ジャコウアゲハはアゲハチョウ科の大形のチョウ 前翅長42~60cm
その蛹が木にぶら下がっていた

幼虫時代に有毒成分のあるウマノスズクサやオオバウマノスズクサを食べるので 成虫になってもその毒成分が残り 鳥などが食べるとひどい目に遭うのを学習して手を出さないようになる

道理で飛び方はヒラヒラゆったりと飛んでいる
ジャコウアゲハが襲われないのを見て 似た姿に擬態するものもいる
オナガアゲハ クロアゲハ アゲハモドキなどがそうだと言われている

越冬は蛹でする 
この蛹はこの夏に成虫になるのか まさか今から蛹で来年の春を待つことは無かろう

不思議な体勢だ 糸で体を支えているがどうやって作ったのか 考えるといろいろ想像して面白く興味は尽きない

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カノコガ

2012-09-04 | 虫類


今年は見られないかと思っていたが 玄関脇の壁に止まっていた

チョウ目ヒトリガ科の蛾で6月及び8~9月に出現する 翅を広げると35mmほどの結構見栄えのする大きさで色模様が綺麗
昼行性の蛾で成虫は朝に良く活躍する

幼虫はシロツメグサ タンポポなどを食べる
幼虫で越冬する

薄茶色の多い蛾の仲間では色が綺麗で可愛い
ついカメラを向けてしまう
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メハジキ

2012-09-03 | 樹木 草花


メハジキ(目弾き)はシソ科の多年草
子供が短く切った茎を瞼に挟んで目を開かせて遊んだからこの名があると言う
そういう遊びはした記憶がないのだが都会でもしていたのだろうか・・

別名ヤクモソウ(益母草)・花の時期に全草(地上部)を採り乾燥したものを産前産後の保健薬としたことからの名
産後の止血 月経不順 めまい 腹痛に効果がある

花は唇形花で可愛いしお役立ちの草
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タコノアシ

2012-09-02 | 樹木 草花


夜が更けて雷と豪雨 大気不安定で日中も晴れたり強い雨だったり・・だがお蔭で秋を思わせる涼しい一日だった

タコノアシは花や実がびっしり並んだ花序を吸盤の多いタコに見立てたもの
穂先がくねっている様子などは正に逆さになったタコだ

あまり聞かない科名だがベンケイソウ科の植物で湿地 沼 休耕田などに生える多年草
1m以下ほどの大きさで花弁の無い花をつける
果実は果で熟すと子房の上部が横に裂け帽子のように落ちる

名前が面白く姿もユニーク
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オドリハマキモドキ

2012-09-01 | 虫類
 

自然の撒き水雨が少し降って涼しくなった 明日は雨だそうな

オドリハマキモドキはハマキモドキガ科の1cm程の目玉模様のある小さな可愛い蛾

カメラなどを近づけると体をくるりと回転させる
多分難を避けようとしているのだろうか
その姿が踊りを踊って居るように見える

ゴキブリは体の微毛が風を感じてくるりと回転し逃げるが こちらの蛾はそれほど素早い動きではない
風の動きを察知するのか 見て分かるのかチョッとかまうと楽しい
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