五月雨〔梅雨時に降る雨(辞典)〕が、街の緑を濃淡にひときわ浮かびあがらせている。
落ち着いたエバーグリーンとはパラドックス(paradox)の、五月の嵐(may storm)、グレー
社会。
(1)宮崎県の口てい疫(foot and mouth disease)は感染被害が拡大して、口てい疫発覚
後に避難隔離されていたスーパー種牛6頭の内、エース級の「忠富士」(7才)に感染が確
認されて、殺処分となった。その他総数20万頭余りが対象。
宮崎県のそして全国のブランド牛(beef cattle brand)の自然文化資産だっただけに、他
の牛との取り扱いの違い(一時避難隔離)にも少々戸惑いながらも、その配慮自体にはいた
しかたないものを当然感じていた。
(2)人間も感染力の強い伝染病(最近でも新型インフルエンザ世界流行)が流行蔓延して、
ウィルスが生命を奪うことがある。感染力を弱めるため、余分な外出、移動を控え、ワクチ
ン予防接種や入院治療など医学的処置で対抗力を蓄積して、病気感染を抑える。ワクチン
開発や医学療法の研究開発も進化して、過去の致命的な症状も少なからず克服しつつある。
(3)同じ生命体の動物、しかも人間の食用肉として以外にも身近な存在として親しみもある
家畜類(domestic animals)が、家畜伝染病の流行で伝染力を封じ込める方法として、予防
対策として感染元の周囲エリアの感染していないとみられる家畜類まで含めて、ワクチン接
種後の殺処分方式で生命を奪う安全方法〔ワクチン接種牛と感染牛との体内抗体(material)
は同じで、両方の区別が困難〕には、考えさせられる。
食肉牛としていづれかには殺傷される家畜類。たとえば口てい疫、人間には感染しない、
食べても影響はないと言いながら、牛肉としての商品価値には競争力のハンディは大きくて、
それ以外の用途もなく環境、経済、経営の安全対策としての殺処分という処理方法に行き着
く。少なくとも感染地域周辺であっても、感染していない牛の存命処置について診断、投薬
効果、隔離方法で対応できる家畜医療「システム」の進化が求められる。
「忠富士」の生産農家経営者の「何とか生き延びてほしかった。手を合わせて無事を祈っ
ていた。かわいそうで。」(報道)の声に同情する。
(4)ブランド牛生産では、全国が宮崎産を子牛とする経済効率化システムではなくて、各
ブランド牛を親とする血統書付きの生産体制が本来のものだ。価格が高くてもたまにブラン
ドを楽しむ人への還元の純化だ。
(5)あたらしい目的地に行くいい機会ではあった。入口を間違えて、道に迷って、出口も
見えなくなって、結局、元の居場所に戻されちゃった普天間問題。
政権交代で普天間基地移設先を県外、国外とする首相の選挙公約は、それはそれであ
たらしい国際情勢を背景にした方向性ではあったが、これは一普天間問題というよりは国内
の米軍基地再編成の問題。
①国内の米軍基地再編成の問題と、②個別の普天間問題との区別化が整理、説明され
ずに、ひっくるめて理想論としたことが問題解決への入口をまず間違えた。
国内問題として推移してきた普天間問題が、5月末決着を1週間後に控えてのこの時期に
なっての米国が顔を出してきての、辺野古回帰への出口論。
米国に次々と難色を示されての遠慮、遠慮の合意内容で、前政権と米国との合意案と同じ
内容で、せめて盛り込むと期待した移設後の「基地見直し」条項は、どうなったのか。
ちょっと、背筋に寒気が走る、粗末な政治。
落ち着いたエバーグリーンとはパラドックス(paradox)の、五月の嵐(may storm)、グレー
社会。
(1)宮崎県の口てい疫(foot and mouth disease)は感染被害が拡大して、口てい疫発覚
後に避難隔離されていたスーパー種牛6頭の内、エース級の「忠富士」(7才)に感染が確
認されて、殺処分となった。その他総数20万頭余りが対象。
宮崎県のそして全国のブランド牛(beef cattle brand)の自然文化資産だっただけに、他
の牛との取り扱いの違い(一時避難隔離)にも少々戸惑いながらも、その配慮自体にはいた
しかたないものを当然感じていた。
(2)人間も感染力の強い伝染病(最近でも新型インフルエンザ世界流行)が流行蔓延して、
ウィルスが生命を奪うことがある。感染力を弱めるため、余分な外出、移動を控え、ワクチ
ン予防接種や入院治療など医学的処置で対抗力を蓄積して、病気感染を抑える。ワクチン
開発や医学療法の研究開発も進化して、過去の致命的な症状も少なからず克服しつつある。
(3)同じ生命体の動物、しかも人間の食用肉として以外にも身近な存在として親しみもある
家畜類(domestic animals)が、家畜伝染病の流行で伝染力を封じ込める方法として、予防
対策として感染元の周囲エリアの感染していないとみられる家畜類まで含めて、ワクチン接
種後の殺処分方式で生命を奪う安全方法〔ワクチン接種牛と感染牛との体内抗体(material)
は同じで、両方の区別が困難〕には、考えさせられる。
食肉牛としていづれかには殺傷される家畜類。たとえば口てい疫、人間には感染しない、
食べても影響はないと言いながら、牛肉としての商品価値には競争力のハンディは大きくて、
それ以外の用途もなく環境、経済、経営の安全対策としての殺処分という処理方法に行き着
く。少なくとも感染地域周辺であっても、感染していない牛の存命処置について診断、投薬
効果、隔離方法で対応できる家畜医療「システム」の進化が求められる。
「忠富士」の生産農家経営者の「何とか生き延びてほしかった。手を合わせて無事を祈っ
ていた。かわいそうで。」(報道)の声に同情する。
(4)ブランド牛生産では、全国が宮崎産を子牛とする経済効率化システムではなくて、各
ブランド牛を親とする血統書付きの生産体制が本来のものだ。価格が高くてもたまにブラン
ドを楽しむ人への還元の純化だ。
(5)あたらしい目的地に行くいい機会ではあった。入口を間違えて、道に迷って、出口も
見えなくなって、結局、元の居場所に戻されちゃった普天間問題。
政権交代で普天間基地移設先を県外、国外とする首相の選挙公約は、それはそれであ
たらしい国際情勢を背景にした方向性ではあったが、これは一普天間問題というよりは国内
の米軍基地再編成の問題。
①国内の米軍基地再編成の問題と、②個別の普天間問題との区別化が整理、説明され
ずに、ひっくるめて理想論としたことが問題解決への入口をまず間違えた。
国内問題として推移してきた普天間問題が、5月末決着を1週間後に控えてのこの時期に
なっての米国が顔を出してきての、辺野古回帰への出口論。
米国に次々と難色を示されての遠慮、遠慮の合意内容で、前政権と米国との合意案と同じ
内容で、せめて盛り込むと期待した移設後の「基地見直し」条項は、どうなったのか。
ちょっと、背筋に寒気が走る、粗末な政治。