(1)家畜伝染病の「口蹄(てい)疫(foot and mouth disease)」。「牛や豚のような前後の
足の指が2本、4本と偶数の動物に感染するウィルス性の伝染病(資料)」と感染形態も複
雑で、人には感染しない。
宮崎県一帯の畜産農家で110余りの感染症例が発生し(5月8日現在)、8万5千頭余
りが処分対象(同)となっている。
4月上旬に1例(1頭)類似症状が発覚したが、「症状が軽く」(報道)獣医の診断の結果、
経過観察としている内に症状が伝染拡大して、11日後の4月下旬になって口てい疫の感
染疑いと確認された。
1例1頭だけの症例だったとはいえ、結果として専門家の判断の誤びょう(見誤り)が初期
初動対応の遅れとなり、感染が拡大した。処分対象は20万頭を見通して、宮崎県は非常
事態を宣言して、人の移動自粛、イベントの中止を求めた。「鳥インフルエンザ」伝染症以来
のことだ。
(2)「鳥インフルエンザ」の事例が生かされなかった。この時、九州地域で発生した鳥イン
フルエンザが、野鳥が媒体となったか北上して京都に感染が及んで、すでに高速道路を使
った鶏の輸送経路で東海地区に感染が拡大した。
高速道路網が整備され、産地と需要先の距離、時間が大幅に短縮された現代社会の側面。
牛、豚の口てい疫の場合、初期の封じ込め対応で感染の拡大は狭い範囲で防ぐ可能性が
高かっただけに、判断の見誤りによる初期対応の遅れは致命的であった。1例1頭だけの症
状では判断はむずかしかったとの政府関係者の意見もあるが、症状は伝染病口てい疫の類似
例だっただけに、伝染症状では、疑わしきはまず防止策との専門的な洞察、見地からの周到
な決断、対応が望まれる、感染スピード化の現代社会環境だ。
結果論だけではない、鳥インフルエンザの伝染症の被害拡大の経験だ。
(3)牛、豚、動物も生命体だ。相互に影響し合って存在する生物多様性の目的(食肉用)外
での短期間内の無計画な、途方もない感染防止のための大量の殺傷には、方法も含めてさ
すがに心痛めるものがある。被害拡大前に防ぎたいものだ。
(4)今回の件、食肉牛の業界事情もわかった。宮崎県は全国の食肉牛の子牛産地の中心地。
牛肉ブランド(beef cattle brand)の「松阪牛」、「飛騨牛」も、元を正せば宮崎産の牛。「餌のや
り方や管理の仕方の違い」で成育した地域のブランド名がついて高値で販売される。
餌の素材、内容、与え方によって、肉質、味覚に独自のブランド(brand)の品質管理効果はあ
るだろう。が、味覚もともなっての牛肉ブランドは、ブランド独自の牧場でブランド牛を親として生
まれ成育した銘柄牛だと、うっかり認識していた。
(5)子牛からフルコースで成育するには設備投資のコスト負担が大きく、コスト抑制のため子牛
は別途、専門の子牛産地県で生産して全国各地に配給する経済効率システムなのだ。
ちょっと、ブランド牛への想いも、あれっと認識を変えなければならないと思いつつ、結局、ブラ
ンド(brand)は人間が創作したイマージュ(image)に過ぎず、どこのブランドでも牛は牛だったと
あたりまえのことを再認識させられた。
足の指が2本、4本と偶数の動物に感染するウィルス性の伝染病(資料)」と感染形態も複
雑で、人には感染しない。
宮崎県一帯の畜産農家で110余りの感染症例が発生し(5月8日現在)、8万5千頭余
りが処分対象(同)となっている。
4月上旬に1例(1頭)類似症状が発覚したが、「症状が軽く」(報道)獣医の診断の結果、
経過観察としている内に症状が伝染拡大して、11日後の4月下旬になって口てい疫の感
染疑いと確認された。
1例1頭だけの症例だったとはいえ、結果として専門家の判断の誤びょう(見誤り)が初期
初動対応の遅れとなり、感染が拡大した。処分対象は20万頭を見通して、宮崎県は非常
事態を宣言して、人の移動自粛、イベントの中止を求めた。「鳥インフルエンザ」伝染症以来
のことだ。
(2)「鳥インフルエンザ」の事例が生かされなかった。この時、九州地域で発生した鳥イン
フルエンザが、野鳥が媒体となったか北上して京都に感染が及んで、すでに高速道路を使
った鶏の輸送経路で東海地区に感染が拡大した。
高速道路網が整備され、産地と需要先の距離、時間が大幅に短縮された現代社会の側面。
牛、豚の口てい疫の場合、初期の封じ込め対応で感染の拡大は狭い範囲で防ぐ可能性が
高かっただけに、判断の見誤りによる初期対応の遅れは致命的であった。1例1頭だけの症
状では判断はむずかしかったとの政府関係者の意見もあるが、症状は伝染病口てい疫の類似
例だっただけに、伝染症状では、疑わしきはまず防止策との専門的な洞察、見地からの周到
な決断、対応が望まれる、感染スピード化の現代社会環境だ。
結果論だけではない、鳥インフルエンザの伝染症の被害拡大の経験だ。
(3)牛、豚、動物も生命体だ。相互に影響し合って存在する生物多様性の目的(食肉用)外
での短期間内の無計画な、途方もない感染防止のための大量の殺傷には、方法も含めてさ
すがに心痛めるものがある。被害拡大前に防ぎたいものだ。
(4)今回の件、食肉牛の業界事情もわかった。宮崎県は全国の食肉牛の子牛産地の中心地。
牛肉ブランド(beef cattle brand)の「松阪牛」、「飛騨牛」も、元を正せば宮崎産の牛。「餌のや
り方や管理の仕方の違い」で成育した地域のブランド名がついて高値で販売される。
餌の素材、内容、与え方によって、肉質、味覚に独自のブランド(brand)の品質管理効果はあ
るだろう。が、味覚もともなっての牛肉ブランドは、ブランド独自の牧場でブランド牛を親として生
まれ成育した銘柄牛だと、うっかり認識していた。
(5)子牛からフルコースで成育するには設備投資のコスト負担が大きく、コスト抑制のため子牛
は別途、専門の子牛産地県で生産して全国各地に配給する経済効率システムなのだ。
ちょっと、ブランド牛への想いも、あれっと認識を変えなければならないと思いつつ、結局、ブラ
ンド(brand)は人間が創作したイマージュ(image)に過ぎず、どこのブランドでも牛は牛だったと
あたりまえのことを再認識させられた。