いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

財津和夫。心の世界。  the cosmos of personality

2010-05-14 19:35:37 | 日記
 (1)知人から新聞の切り抜き記事が届いた。5月2日、福岡の大学のマンドリンクラブの
創立50周年記念演奏会にゲストとして財津和夫さんが出演して、コラボレーション(collaboration)
をしたステージの写真と記事。
 ギブソンのハミングバードのギターを抱えてセンターマイクで唄う財津和夫さんと、後方
横にマンドリンクラブオーケストラの指揮をとる兄の三郎さんとのツーショットの写真画面
からは、私の知っている財津和夫さんのやさしさとあたたかさとまじめさが家族にも向けら
れた、至上の「愛」が見事に発信されていた。

 財津さんの兄、三郎さんは同大学のマンドリンクラブの設立発起人で初代の指揮者(報道)、
和夫さんは別の大学出身ですが、兄弟の縁もあって記念演奏会に出演することになったよう
です。財津和夫さんは、現在、全国コンサート開催中ですが、合間をぬって福岡でリハーサル
(rehearsal)にも参加しています。

 (2)財津和夫さんとは、19年の間のお近づき(fan)にさせてもらっていますが、この間
一貫して変わらないものは音楽に対する向上心、真面目な取り組み他いくつかありますが、
最たるものが人に対する敬愛心(respect mind)とやさしい思いやり(sympathy)です。
 この19年間、おやっと思ったことがありません。

 そもそも、財津和夫さんとのお近づきは、音楽ではなくて財津さんのパーソナリティ(personality:
人格)、パーソナルティ(personalty:人的財産)に興味を持ってからのものです。
 財津さんがチューリップを率いて音楽シーンの一時代を築いていた頃は、私はビートルズ
一辺倒で、チューリップの音楽活動をオンタイムでは知りません。

 財津さんがチューリップを解散してソロ活動を本格的に開始した1991年に偶然お会い
して、その類(たぐい)希なすばらしいパーソナリティに触れてからの19年間。財津さん
も、ビートルズに音楽の原点がありました。
 その後、財津和夫さん、チューリップの音楽の世界、活動実績を猛烈に勉強しました。
 財津和夫さんの、音楽に人生を賭けたフロンティアな「生き方」が好きですね。

 (3)今から39年前の1971年末に福岡のライブハウス照和で自主製作した「魔法の黄
色い靴」のテープ一本持って上京し、チューリップとして自らの音楽と時代を切り拓いてい
った「フロンティア スピリット(frontier spirits)」には共感します。
 39年前にすでにこういうフロンティアな生き方をしていた青年がいたことに驚きます。
今の時代にこそ、今の若者にこそ求められるフロンティアな生き方です。

 財津和夫さんが詞・曲の「魔法の黄色い靴」は、発想のユニーク、美しく澄んでシンプル、
流れるようにスピード感のあるメロディラインに、メロウ(mellow)な高音程と、アクセント
(accent)のあるリズムは、今も存在感があってスタンダード(standard)、いつの時代で
もパラダイム(paradigm)だ。
 財津和夫さんの詞・曲のナンバーは今まで800曲近く、多作で、メロディラインは多様
で多彩な秀曲です。

 (4)福岡の岸川さん、東京の新田さん、草野さん、名古屋の塩瀬さん他のサポートにも恵
まれて、財津さん率いるチューリップは、1978年に、時代に先駆けて鈴蘭高原の野外大
イベントコンサート(全国から専用列車、貸切バスで当時として破格の8千名の聴衆)、
1980年に2度目の鈴蘭高原野外コンサート(雨の鈴蘭として有名)、1981年に当時
として考えられない名古屋城内コンサート(チューリップファンがボランティアとしての城
内清掃活動が評価されて、この後、城内コンサートの道をひらいたのは有名)、1982年
東京よみうりランドを1日貸し切っての野外イベントコンサート(21000名参加)、
1984年の箱根芦ノ湖畔の野外イベントコンサートと、時代に先駆けての音楽シーンをい
つもリードしてきた。

 当時、音楽イベントが「リサイタル(recital)」と言われていたのを、クラシックと同じく現在
の「コンサート(concert)」としたのもチューリップが最初と言われている。

 (5)財津和夫さんのフロンティアな「生き方」、音楽に対する向上心、挑戦する心は不変
です。そして、財津さんの人への敬愛心、思いやり、やさしさは今も変わらず続いています。
 そういう財津和夫さんの音楽シーンの39年間、そして私の19年間への人格(personality)、
人的財産(personalty)が、写真画面から発信されている新聞の切り抜きだったのです。

 同記事の「演奏開始の合図で目配せし合う兄弟の息が合わず、観客の笑いを誘う場面も
あった」のが、財津和夫さんのもうひとつのキャラクター(character)でもあります。

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