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いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

休刊と電子書籍。 suspend publication and electron books

2010-05-18 19:27:04 | 日記
 (1)またまた、月刊誌の休刊(suspend publication)。半世紀以上続いた「スイング・ジ
ャーナル(swing journal)」、ジャズの専門誌ながら妙に脂っぽく濃くなく、シンプルで、
紹介記事もジャンルに捉われずに高い専門性と音楽のプリンサパル(principal)を実感で
きる音楽専門誌の休刊。

 (2)最近の本屋に行くと、二つの特徴がある。だだっ広いブックセンター様式に閑散とし
た客の数。ちょっと目的のジャンル本を探すのにも苦労する広いエリアと、おびただしい種
類の書籍の数々。
 日本は、かっては自然資源に恵まれた森林文化が盛んで、製紙業も全国に展開して
文字活字文化(printing type culture)にも大いに寄与していた。印刷業も中小企業中心
ながら、技術力もありいたるところに見かける産業だった。
 そうした産業環境の名残りなのか、企業の互助関係なのか、とにかくおびただしいばかり
のジャンル本の出版氾濫状況。

 (3)製紙業は、自然保護、環境維持や、パラドックス(paradox)としての山林開発の近代化
の中で衰退したが、資源の再利用(reuse)で紙財は豊富だ。
 書籍出版業界の再販制度、買い取り制、リユース、資源循環活用等、利益保護の仕組み
(frame work)はあるようだが、あの飽和状態の、書店を占める書籍の粗製乱造は、書籍の
デフレ現象で、書籍の価値を自ら低下させて費用対効果をなくして、事業を後退させている。
 現代人の多様な関心に応えているつもりなのか、それにしても購買キャパシティ(capacity)
をはるかに超えての競争力低下による廃刊、休刊。

 (4)それじゃ、文字活字文化への関心はないのかと言えば、中、高生の読書への関心が
近年盛り返してきているのがデータ上あきらかになって、また人気作家の「1Q84」連作本
は発売前から何十万部の予約がある。

 (5)歴史ある書籍の廃刊、休刊の背景には、①書店書籍のデフレ現象(おびただしいジャ
ンル別書籍の氾濫)と②相乗する書籍の「質」の低下だ。
 書店に行っても、失礼を承知でそのほとんどが立ち読みで十分な内容本で、購入欲を満た
すものはない現況。

 書籍本の利点は、常時携帯してどこでも開く、読める即応性、記録、記載可能なマテリア
ル(material)性、学習性、資源性、時には物置き、足台として用途以外の多様な使用も可
能だ。

 (6)文字活字文化も、電子書籍(electron books)の時代に入る。常時携帯の利点は、携
帯端末の「iPad」がとって代わる。本の収納量、検索の多様さ、速さは無類のマテリアル。
 こちらは「iPad」1機能でのジャンル自由で即応性のある選択なので、書籍のデフレも解
消だ。

 そのうち画面への記録、記載も可能となって、環境適応型の次世代社会に向けては、電子
書籍(electron books)が主力(main force)となる。
 著作権(copy right)の問題も、開発解消するだろう。

 

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