満月が雲に入ったり出たりの群馬県藤岡市。みかぼみらい館大ホールの財津和夫コンサー
ト2010に来ています。市外の高台にある同会館ホールの周りに、木々に囲まれて城郭の
堀の跡が見れます。
午後5時にホールに入ります。ホール壁面の下半分は藤岡瓦、煉瓦で有名な瓦煉瓦模様で
覆われ、上半分は白い壁模様の「蔵」のイメージづくりです。ホール一杯に詰めかけた観客
の2階両脇はバルコニー席。
午後5時30分すぎ、ナス紺のシャーツに黒のスラックスの財津さんがセンターマイクに
登場して、両手の拳(こぶし)を前に突き出して拍手に応えます。
「wake up」、「セプテンバー」でオープニング。「曇り空の中、ダーッとこう、群馬の空に花火
を上げてみたいと思います。」
今日の財津さんは、いつも以上に丁寧で、一音、一語明瞭な発声、発信力(日本のミュー
ジシャンの中でも屈指の発音、発声力を持つ財津さん)が、ひと際力強く、声がよく体内、
内から外に出ています。
ホール音響、楽器のアンサンブル(ensemble)は、ホールの構造のせいか、ドラムの反射
音がはねかえってきて気にはなります。が、財津さんのボーカルには、まったく影響は、な
い。
新しいアルバム「ふたりが眺めた窓の向こう」から2曲。「年のわりには、けっこう考えて、
いろいろ込めたものがんばってつくりました。」
「たったひとりのオーディエンス」のあと、キーボードに移って、「こういう仕事していると、
けっこうヒマなんで、街歩いていても次の仕事のことは考えないでいます。自然に女性の方
に目がいきます。きれいな人多いです。ぼくらの世代はみんなテレ屋なんで、今になってち
ょっといやらしい男の方がもてるのがわかっても、頭はついていっても身体の方はついてい
きません。」
客席から三者三様の「財津さ~ん」の声。「若い頃は、ああいう声がよく出ていました。
青春時代がよみがえってきます。声にも色が違いますね。」と3人の声の色を分析してみせ
ます。
「4月30日まで続けて、それから今日までステージがずっとありませんでした。」客席
から、何をしていましたか、と。「そんなの聞いてどうするんです。なんもしとらんです。」
と博多弁が出ます。
「老後のこととか、人生振り返って、こうした方がよかったとかいろいろ考えるもんです。
人生は往く道が定められているんでしょうか。そう思うと楽に生きていける気がします。
ずっとネコといっしょにいました。ネコ抱いてテレビ見てました。テレビとネコとワタシ
しかいない生活でした。」
「our song~3フィートの高さから~まるで愛のように」のコンポジット(composite)
は、流れるようにあふれ出る情感が見事と言うしかない、財津さんのすばらしいボーカルの
表現力、発信力です。途中、ギターの柳澤くんのたたくカネの音も印象的なアレンジです。
「心の旅」のホール一体での発声練習。「やっぱりコンサートにでも行こうかという、み
なさんですね。ユニゾン(unison)がきれいです。こんなきれいなユニゾン他にはないです。
うちのバンドに入れたいくらいです。」
アンコールでは、ステージ後方のドライアイスの煙が濃くて、ギターの柳澤くんがせき込
んでいます。ライトに虹がかかって見えます。
午後7時30分すぎにコンサートは終了。ホールの外は霧雨。高速道路を西に30分行け
ば軽井沢。財津さんの夏のディナーコンサートも予定されています。
ミュージシャン 財津和夫(V G Pf)
柳澤二三男(G)
山内和義(B)
小泉信彦(Pf)
田中トオル(Ds)
ト2010に来ています。市外の高台にある同会館ホールの周りに、木々に囲まれて城郭の
堀の跡が見れます。
午後5時にホールに入ります。ホール壁面の下半分は藤岡瓦、煉瓦で有名な瓦煉瓦模様で
覆われ、上半分は白い壁模様の「蔵」のイメージづくりです。ホール一杯に詰めかけた観客
の2階両脇はバルコニー席。
午後5時30分すぎ、ナス紺のシャーツに黒のスラックスの財津さんがセンターマイクに
登場して、両手の拳(こぶし)を前に突き出して拍手に応えます。
「wake up」、「セプテンバー」でオープニング。「曇り空の中、ダーッとこう、群馬の空に花火
を上げてみたいと思います。」
今日の財津さんは、いつも以上に丁寧で、一音、一語明瞭な発声、発信力(日本のミュー
ジシャンの中でも屈指の発音、発声力を持つ財津さん)が、ひと際力強く、声がよく体内、
内から外に出ています。
ホール音響、楽器のアンサンブル(ensemble)は、ホールの構造のせいか、ドラムの反射
音がはねかえってきて気にはなります。が、財津さんのボーカルには、まったく影響は、な
い。
新しいアルバム「ふたりが眺めた窓の向こう」から2曲。「年のわりには、けっこう考えて、
いろいろ込めたものがんばってつくりました。」
「たったひとりのオーディエンス」のあと、キーボードに移って、「こういう仕事していると、
けっこうヒマなんで、街歩いていても次の仕事のことは考えないでいます。自然に女性の方
に目がいきます。きれいな人多いです。ぼくらの世代はみんなテレ屋なんで、今になってち
ょっといやらしい男の方がもてるのがわかっても、頭はついていっても身体の方はついてい
きません。」
客席から三者三様の「財津さ~ん」の声。「若い頃は、ああいう声がよく出ていました。
青春時代がよみがえってきます。声にも色が違いますね。」と3人の声の色を分析してみせ
ます。
「4月30日まで続けて、それから今日までステージがずっとありませんでした。」客席
から、何をしていましたか、と。「そんなの聞いてどうするんです。なんもしとらんです。」
と博多弁が出ます。
「老後のこととか、人生振り返って、こうした方がよかったとかいろいろ考えるもんです。
人生は往く道が定められているんでしょうか。そう思うと楽に生きていける気がします。
ずっとネコといっしょにいました。ネコ抱いてテレビ見てました。テレビとネコとワタシ
しかいない生活でした。」
「our song~3フィートの高さから~まるで愛のように」のコンポジット(composite)
は、流れるようにあふれ出る情感が見事と言うしかない、財津さんのすばらしいボーカルの
表現力、発信力です。途中、ギターの柳澤くんのたたくカネの音も印象的なアレンジです。
「心の旅」のホール一体での発声練習。「やっぱりコンサートにでも行こうかという、み
なさんですね。ユニゾン(unison)がきれいです。こんなきれいなユニゾン他にはないです。
うちのバンドに入れたいくらいです。」
アンコールでは、ステージ後方のドライアイスの煙が濃くて、ギターの柳澤くんがせき込
んでいます。ライトに虹がかかって見えます。
午後7時30分すぎにコンサートは終了。ホールの外は霧雨。高速道路を西に30分行け
ば軽井沢。財津さんの夏のディナーコンサートも予定されています。
ミュージシャン 財津和夫(V G Pf)
柳澤二三男(G)
山内和義(B)
小泉信彦(Pf)
田中トオル(Ds)