(1)06年に世界で初めてマウスでiPS細胞を作成し、翌年ヒトでも作成した山中伸弥さん
48才。医科学分野は、日米を中心に一日単位で研究開発が変化し増進して競争レベル
が高くて、一時も停滞が許されない世界だと語っていたとおり、その後iPS細胞に関する研
究成果は日米研究機関から発表が続いた。
人間の細胞から人体を構成するあらゆる組織、臓器を作成できる、先端的な医療技術で
画期的な研究開発のiPS細胞は、人体機能の拒否反応もなく安全性を高めての実用化が
大いに待たれる。
山中さんは、若くしてノーベル賞(生理学・医学分野)の有力候補者であるが、ノーベル賞
は科学技術分野の大きな指標のひとつではあっても、それは過去の実績の評価でしかない
と(報道)、先端的科学技術分野をオンタイムでリードする研究者としての自負、決意を述べ
ている。
高度に専門的な先端科学技術の研究開発は、決して各国、各研究機関の競争力を競うも
のではなく(それはそれで研究開発を深化させるものではあるが)、またメディアが競争をや
たら比較露出させるものでもない。
人間が未来にわたって、文化先端的で創造的な社会生活の中で公平に同等にだから幸
せに生きるための社会環境を構築するためのものだ。その理念がすべてで、果実は結果とし
てついてくるものだ。
山中さんがノーベル賞の存在も評価しながらも、過去の実績にすぎないと、もっと先の深化
(ultimate future)を見据えるのはそのロジック(logic)だ。
先端的科学技術分野は、人類の未来社会に先端的に(ultimate)貢献するためどこまで深
化し、進化するのかオンタイムで目が離せない。
(2)米国社会でまた群衆の中での銃乱射事件が起きた。米国民主党下院議員の集会で、
同議員(重傷)ほか無差別に銃撃されて6人が死亡、13人が重軽傷を負った。同議員はオ
バマ政権の医療保険改革を推進しており、その他政治姿勢方針からたびたび保守派から脅
迫を受けてきた(報道)とされ、政治テロの可能性もある。
銃自由化の米国社会は63年のケネディ大統領暗殺を象徴として、たびたび銃を使った惨
劇が繰り返されてきて、銃規制も社会問題となってはいたが米国社会の自分の身は自分が
守る歴史観に裏打ちされた銃所有支持団体の圧力に政治も機能せずに、有効な政策を打
てないでいる。
オバマ大統領は下院議員が銃で狙われた事件に、緊急に「米国全体の悲劇」と非難して
いるが、銃規制に踏み込んだ声は聞こえない危機感の伝わらない声明だった。
今でも核兵器の使用を米国民の60%が支持し、銃による惨劇が繰り返されても銃規制に
有効に対応できない(しない)米国社会。
核兵器のない世界を宣言したオバマ大統領が、かっては大統領を暗殺し、また今回下院
議員が狙われて、本格的に銃規制に取り組む政治姿勢が見えなければ、国外には「自由」
が「異質」(heterogeneous liberty)な米国社会と映るだろう。
米国に対するテロ攻撃の半数近くが、米国居住者によるものとの不安な米国内治安データ
もある。
48才。医科学分野は、日米を中心に一日単位で研究開発が変化し増進して競争レベル
が高くて、一時も停滞が許されない世界だと語っていたとおり、その後iPS細胞に関する研
究成果は日米研究機関から発表が続いた。
人間の細胞から人体を構成するあらゆる組織、臓器を作成できる、先端的な医療技術で
画期的な研究開発のiPS細胞は、人体機能の拒否反応もなく安全性を高めての実用化が
大いに待たれる。
山中さんは、若くしてノーベル賞(生理学・医学分野)の有力候補者であるが、ノーベル賞
は科学技術分野の大きな指標のひとつではあっても、それは過去の実績の評価でしかない
と(報道)、先端的科学技術分野をオンタイムでリードする研究者としての自負、決意を述べ
ている。
高度に専門的な先端科学技術の研究開発は、決して各国、各研究機関の競争力を競うも
のではなく(それはそれで研究開発を深化させるものではあるが)、またメディアが競争をや
たら比較露出させるものでもない。
人間が未来にわたって、文化先端的で創造的な社会生活の中で公平に同等にだから幸
せに生きるための社会環境を構築するためのものだ。その理念がすべてで、果実は結果とし
てついてくるものだ。
山中さんがノーベル賞の存在も評価しながらも、過去の実績にすぎないと、もっと先の深化
(ultimate future)を見据えるのはそのロジック(logic)だ。
先端的科学技術分野は、人類の未来社会に先端的に(ultimate)貢献するためどこまで深
化し、進化するのかオンタイムで目が離せない。
(2)米国社会でまた群衆の中での銃乱射事件が起きた。米国民主党下院議員の集会で、
同議員(重傷)ほか無差別に銃撃されて6人が死亡、13人が重軽傷を負った。同議員はオ
バマ政権の医療保険改革を推進しており、その他政治姿勢方針からたびたび保守派から脅
迫を受けてきた(報道)とされ、政治テロの可能性もある。
銃自由化の米国社会は63年のケネディ大統領暗殺を象徴として、たびたび銃を使った惨
劇が繰り返されてきて、銃規制も社会問題となってはいたが米国社会の自分の身は自分が
守る歴史観に裏打ちされた銃所有支持団体の圧力に政治も機能せずに、有効な政策を打
てないでいる。
オバマ大統領は下院議員が銃で狙われた事件に、緊急に「米国全体の悲劇」と非難して
いるが、銃規制に踏み込んだ声は聞こえない危機感の伝わらない声明だった。
今でも核兵器の使用を米国民の60%が支持し、銃による惨劇が繰り返されても銃規制に
有効に対応できない(しない)米国社会。
核兵器のない世界を宣言したオバマ大統領が、かっては大統領を暗殺し、また今回下院
議員が狙われて、本格的に銃規制に取り組む政治姿勢が見えなければ、国外には「自由」
が「異質」(heterogeneous liberty)な米国社会と映るだろう。
米国に対するテロ攻撃の半数近くが、米国居住者によるものとの不安な米国内治安データ
もある。