(1)ダイナミックな地方自治、地方政治の動きが加速する。直接民主主義による首長、議
会が、市民の直接支持を背景に市民生活の利益優先の革新的政策をプライオウリティに
掲げて、国政の閉そく感に独自の存在感、堅い決意(firm resolution)を示している。
①政令指定都市として初めて市議会リコールを住民投票で問う名古屋市。市長は、市民
税10%恒久減税を政策のプライオウリティ(priority)にして、地域委員会に財政的裏付け
をして地区ごとに地域住民が運営、政策決定する。
政治はボランティア(volunteer)だとして、議員の定数、報酬削減を推進する堅い決意だ。
1票の格差是正に向けての議員の定数削減についても「地方議会」は全国的に見直し実
施が広く進んでいる。
②この地方自治、地方政治のダイナミックな動きに押されるように、政府は首長と議会の
関係修正、活性化と住民の行政参加を促進する地方自治法に改正する。国民の経済、政
治への直接参加はこれからの社会のモチーブパワー(motive power)だ。
一部首長の独断政治を排除するため、議会招集権限を首長のほかに議長にも与え、住
民投票による政策決定の条件、手続きを簡易拡大して住民決定に政策拘束力(中止、見
直しの義務化)を持たせるものだ。
昨年末、有明海の漁場環境破壊を不適切として長崎県諫早湾の堤防排水門の開門指示
の地裁判決に、政府は上告せずに従うこととした。諫早湾堤防排水門内は漁業と農業(干
拓)が混在し、相互に利益が反比例する影響力が存在する。
地方自治体はこの政府の決定に反発して対立し、方針の見直しを求めている。
自然環境の整備により漁業、農業が「共存」できる対応が求められるが、今となっては時
間的拘束もあり、政府と自治体の思惑とは別に住民投票により地域の政策優先順位を自
ら決定する住民意思を確認選択することも方法だ。そのための住民投票制度の見直しにも
なる。
(2)昨年、20年振りに実施された国民総選挙で勝利したミャンマー軍事政権。この勝利を
国内外に広く印象付けようと、11月に7年半拘束したミャンマー民主化運動リーダーのアウ
ンサンスーチーさんの自宅軟禁を解除した。
その後スーチーさんもかってのように直接軍事政権との対決姿勢はとらずに、むしろ対話
姿勢に転じている。昨年の総選挙結果を認めた訳でもなく、政治姿勢が軟化した訳ではな
い。
自らリーダーの政党解党処分による政治基盤の解体の中で、協力者との連帯の確認の
中で軍事政権の出方も伺っているように見える。
スーチーさんは、20年近くの何度にも及ぶ繰り返す軟禁生活の中でも、久し振りに外部
に登場した姿にはけっして虚弱になっていることもなく、無類の精神性の高さ、意志の強さ
を逆に存分に示すものだった。
スーチーさんは、ミャンマー軍事政権が変えた国家名の「ミャンマー」を認めずに、今も自
国を「ビルマ」と言う。決して軍事政権を認めない、許さない民主化運動リーダーの「堅い決
心(firm resolution)」、信念、信条の「代名詞(pronoun)」だ。
国民の信頼を集める、裏切らない政治家に世界共通して求められる力強いメッセージ、
本質論だ。
会が、市民の直接支持を背景に市民生活の利益優先の革新的政策をプライオウリティに
掲げて、国政の閉そく感に独自の存在感、堅い決意(firm resolution)を示している。
①政令指定都市として初めて市議会リコールを住民投票で問う名古屋市。市長は、市民
税10%恒久減税を政策のプライオウリティ(priority)にして、地域委員会に財政的裏付け
をして地区ごとに地域住民が運営、政策決定する。
政治はボランティア(volunteer)だとして、議員の定数、報酬削減を推進する堅い決意だ。
1票の格差是正に向けての議員の定数削減についても「地方議会」は全国的に見直し実
施が広く進んでいる。
②この地方自治、地方政治のダイナミックな動きに押されるように、政府は首長と議会の
関係修正、活性化と住民の行政参加を促進する地方自治法に改正する。国民の経済、政
治への直接参加はこれからの社会のモチーブパワー(motive power)だ。
一部首長の独断政治を排除するため、議会招集権限を首長のほかに議長にも与え、住
民投票による政策決定の条件、手続きを簡易拡大して住民決定に政策拘束力(中止、見
直しの義務化)を持たせるものだ。
昨年末、有明海の漁場環境破壊を不適切として長崎県諫早湾の堤防排水門の開門指示
の地裁判決に、政府は上告せずに従うこととした。諫早湾堤防排水門内は漁業と農業(干
拓)が混在し、相互に利益が反比例する影響力が存在する。
地方自治体はこの政府の決定に反発して対立し、方針の見直しを求めている。
自然環境の整備により漁業、農業が「共存」できる対応が求められるが、今となっては時
間的拘束もあり、政府と自治体の思惑とは別に住民投票により地域の政策優先順位を自
ら決定する住民意思を確認選択することも方法だ。そのための住民投票制度の見直しにも
なる。
(2)昨年、20年振りに実施された国民総選挙で勝利したミャンマー軍事政権。この勝利を
国内外に広く印象付けようと、11月に7年半拘束したミャンマー民主化運動リーダーのアウ
ンサンスーチーさんの自宅軟禁を解除した。
その後スーチーさんもかってのように直接軍事政権との対決姿勢はとらずに、むしろ対話
姿勢に転じている。昨年の総選挙結果を認めた訳でもなく、政治姿勢が軟化した訳ではな
い。
自らリーダーの政党解党処分による政治基盤の解体の中で、協力者との連帯の確認の
中で軍事政権の出方も伺っているように見える。
スーチーさんは、20年近くの何度にも及ぶ繰り返す軟禁生活の中でも、久し振りに外部
に登場した姿にはけっして虚弱になっていることもなく、無類の精神性の高さ、意志の強さ
を逆に存分に示すものだった。
スーチーさんは、ミャンマー軍事政権が変えた国家名の「ミャンマー」を認めずに、今も自
国を「ビルマ」と言う。決して軍事政権を認めない、許さない民主化運動リーダーの「堅い決
心(firm resolution)」、信念、信条の「代名詞(pronoun)」だ。
国民の信頼を集める、裏切らない政治家に世界共通して求められる力強いメッセージ、
本質論だ。