(1)アメリカ国家、社会は、多民族で多様な価値観が共存する自由国家(liberal state)
として知られているが、大いなる自己矛盾(self-contradiction)の国でもある。
自由主義(liberalism)を謳(うた)いながら他国の自由は制限、干渉して世界戦略
(global strategy)としての唯一の覇権国家(supremacy state)として、大いなる過ちを繰
り返してきた。
自由主義覇権国家の世界戦略としてアジア共産化に干渉したベトナム戦争に突入し、
出口も引き際も見えない戦況の中で干渉した米国とベトナム中心の東南アジアに多大の
戦禍だけを残して、アジア共産化阻止から撤退せざるを得なかった。
他国の自由を認めない覇権主義国家米国の、独断的で戦略のない自己矛盾が明らか
な世界戦略だった。
世界はその後、欧州からの冷戦時代に終止符を打たれ、経済協力基調のグローバル
化が進んで、米国がかってアジア共産化阻止に侵攻したベトナム国家は、アジア経済圏
を構成する経済産業立国として生まれ変わっている。
ベトナム戦争での米国の独断的で戦略のない大いなる過ちは一体何だったのかの自己
矛盾のアジア経済圏、経済成長の現代社会だ。
(2)独裁者フセイン大統領率いるイスラム独裁国家イラクに、核兵器製造疑惑を口実に侵
攻してフセイン独裁政権を打倒してみせても、民衆の米国への支持は得られずに終わりの
ない内戦テロ状態が続く中で、戦略のない撤退を決めた。ここでもベトナム戦争の二の舞
を演じてみせた。
一方ではエジプトの独裁者ムバラク大統領の30年長期の独裁政治にはテコ入れしてみ
せて、中東、アラブ諸国干渉の戦略起点としてきた。エジプト国内の独裁強権政治には目
をつぶり、米国寄りで支持を背景にしたムバラク政権を支えてきた。
チュニジア政権崩壊連鎖によるエジプト、ムバラク長期独裁政権への国民の不満、反発
が暴発しての内乱状態でムバラク大統領が辞任に追い込まれては、今度はイスラム原理
主義勢力の台頭に危機感を憶えてのムバラク早期退陣を迫る、一貫して自己矛盾の米国
だ。
(3)米国の世界戦略は、資源(石油利権)支配を背景にした政治思想支配戦略と資源大
国の中東、アラブ支配戦略であったが、中東、アラブのイスラム国家と米国キリスト国家と
の宗教テロ対立を招くことになる。
イスラム国家には、米国覇権主義の世界戦略に一致対向する口実を与えて、各地に過
激なイスラム原理主義勢力が台頭してきており、ベトナム戦争での独断的で戦略のない自
己矛盾から米国は今も論理的に抜けきれないでいる。
今や中東、アラブ諸国は、米国の世界戦略に反してイスラエル国家以外は取り巻くように
反米国のイスラム国家になりつつある。独裁者として打倒し、独裁者として利用してきた米
国の論理的自己矛盾の結果だ。
多民族で多様な価値観が共存する米国の「自由」からの自己矛盾だ。
として知られているが、大いなる自己矛盾(self-contradiction)の国でもある。
自由主義(liberalism)を謳(うた)いながら他国の自由は制限、干渉して世界戦略
(global strategy)としての唯一の覇権国家(supremacy state)として、大いなる過ちを繰
り返してきた。
自由主義覇権国家の世界戦略としてアジア共産化に干渉したベトナム戦争に突入し、
出口も引き際も見えない戦況の中で干渉した米国とベトナム中心の東南アジアに多大の
戦禍だけを残して、アジア共産化阻止から撤退せざるを得なかった。
他国の自由を認めない覇権主義国家米国の、独断的で戦略のない自己矛盾が明らか
な世界戦略だった。
世界はその後、欧州からの冷戦時代に終止符を打たれ、経済協力基調のグローバル
化が進んで、米国がかってアジア共産化阻止に侵攻したベトナム国家は、アジア経済圏
を構成する経済産業立国として生まれ変わっている。
ベトナム戦争での米国の独断的で戦略のない大いなる過ちは一体何だったのかの自己
矛盾のアジア経済圏、経済成長の現代社会だ。
(2)独裁者フセイン大統領率いるイスラム独裁国家イラクに、核兵器製造疑惑を口実に侵
攻してフセイン独裁政権を打倒してみせても、民衆の米国への支持は得られずに終わりの
ない内戦テロ状態が続く中で、戦略のない撤退を決めた。ここでもベトナム戦争の二の舞
を演じてみせた。
一方ではエジプトの独裁者ムバラク大統領の30年長期の独裁政治にはテコ入れしてみ
せて、中東、アラブ諸国干渉の戦略起点としてきた。エジプト国内の独裁強権政治には目
をつぶり、米国寄りで支持を背景にしたムバラク政権を支えてきた。
チュニジア政権崩壊連鎖によるエジプト、ムバラク長期独裁政権への国民の不満、反発
が暴発しての内乱状態でムバラク大統領が辞任に追い込まれては、今度はイスラム原理
主義勢力の台頭に危機感を憶えてのムバラク早期退陣を迫る、一貫して自己矛盾の米国
だ。
(3)米国の世界戦略は、資源(石油利権)支配を背景にした政治思想支配戦略と資源大
国の中東、アラブ支配戦略であったが、中東、アラブのイスラム国家と米国キリスト国家と
の宗教テロ対立を招くことになる。
イスラム国家には、米国覇権主義の世界戦略に一致対向する口実を与えて、各地に過
激なイスラム原理主義勢力が台頭してきており、ベトナム戦争での独断的で戦略のない自
己矛盾から米国は今も論理的に抜けきれないでいる。
今や中東、アラブ諸国は、米国の世界戦略に反してイスラエル国家以外は取り巻くように
反米国のイスラム国家になりつつある。独裁者として打倒し、独裁者として利用してきた米
国の論理的自己矛盾の結果だ。
多民族で多様な価値観が共存する米国の「自由」からの自己矛盾だ。