(1)いつもの事だけれど、日にちが1日変わっただけのことだけど「新年」を迎えました。今年は穏やかな正月、2日です。日本は「えと」で言う辰(たつ)年で、よく「昇り竜」でたとえられますが、世界情勢に翻弄(ほんろう)される近年の日本は、昨年の「負債」を引きずったまま政治、経済、社会すべてに穏やかとは無縁の竜のシッポを押さえられた厳しい環境の中からのスタートの繰り返しです。
日本の建築様式も変わって家々にはしめ縄をつける場所もなく、正月に何も飾らないところが目に付きます。企業の松飾り門松もいつもの3分の1程度のダウンサイジング(downsizing)で厳しい経済環境を表しています。
新年も1ドル76円台の円高ドル安に、欧州のユーロが11年振りの100円を切る99円台の円高ユーロ安相場で追い打ちをかける世界的経済不安(危機)の年明けに、日本国内経済には自動車産業中心に黙っていても60億円(ユーロ安)~300億円(ドル安)程度の有りがたくない「お年玉」目減りプレゼントです。
(2)国内生産重視主義のトヨタの逆襲(a counterattack of Toyota)を支援したいところですが海外生産拠点化を促進する円高基調経済の持続可能性で、経済成長の巨大マーケット新興国市場への進出が唯一の希望ですが、それらの国内保護主義傾化が懸念されます。
パラドックス(paradox)としての円高効果も海外企業の買収(M&A)促進という形では表れていますが、国民生活にはさして効果感もなくて「超円高こそ好機」と言うキャッチ(catch phrase)だけが躍っています。目にモノ見せてもらいたいものです。
(3)世界経済を推進する政治は、それぞれに問題を抱えて国内経済に汲々としてその政治貧困がEUほか世界経済危機の要因とも言われています。財政破たん国家がさらにスパイラル(spiral)に出現すれば、その深刻さは地球ダークマター(dark matter)化でしょう。
今年は、米国、フランス、ロシア、韓国の大統領選に中国、北朝鮮の政権交代(総書記)と政治を左右する重要選挙ほかも重なって、「視点」がますます国内化保護主義に傾化して「対外政策」に変化、変更、国際協力が打出しにくい政治環境です。
普天間基地移設、東シナ海領土、慰安婦賠償、拉致、TPPほか多くの対外政策課題を抱える日本外交にも進展、変化を求めにくい1年の世界情勢です。
国内でも消費税増税論議を巡って、そうでなくとも民主党政権自らのマニフェスト崩壊による政権基本テーゼ(these)の信を問い直す総選挙の必要性も迫っています。9月には民主党代表選もあり、それまでにヤマ場を迎えることでしょう。
(4)音楽はジャンルの広い分野ですからそれぞれが生活観に根差した特色ある独自の世界を形づくっています。一昨年のグラミー賞では、日本人アーティストが欧米的なクラシック、ジャズ、ポピュラー部門で授賞注目を集め、ジャズピアノの上原ひろみさん、ポピュラーの日米ギタリスト(松本孝弘さん)コラボの流れが、昨年は米国ジャズバンドとのコラボ(由紀さおりさん)で日本的な日本歌謡曲アルバムとして評判になりました。作曲(compose)部門でも欧米進出に期待していきたいものです。
(5)今年7月にはロンドンオリンピックが開催されます。ビートルズ、サッカー、王室、ユニオンジャック伝統文化に、「人」優先協調主義の思想文化(たとえば、信号のないロータリー形式の交差点)と独特の世界観、「薫り」を持つロンドンでのオリンピックは楽しみです。
その頃には東日本大震災復興、福島第1原発事故の収束状況、エネルギー政策転換による夏の電力供給能力と市民生活の非常時パラダイム(emergency paradigm)に変化は見られるのか、改善、進展に向けて国民的合意、協力が求められる12年です。
日本の建築様式も変わって家々にはしめ縄をつける場所もなく、正月に何も飾らないところが目に付きます。企業の松飾り門松もいつもの3分の1程度のダウンサイジング(downsizing)で厳しい経済環境を表しています。
新年も1ドル76円台の円高ドル安に、欧州のユーロが11年振りの100円を切る99円台の円高ユーロ安相場で追い打ちをかける世界的経済不安(危機)の年明けに、日本国内経済には自動車産業中心に黙っていても60億円(ユーロ安)~300億円(ドル安)程度の有りがたくない「お年玉」目減りプレゼントです。
(2)国内生産重視主義のトヨタの逆襲(a counterattack of Toyota)を支援したいところですが海外生産拠点化を促進する円高基調経済の持続可能性で、経済成長の巨大マーケット新興国市場への進出が唯一の希望ですが、それらの国内保護主義傾化が懸念されます。
パラドックス(paradox)としての円高効果も海外企業の買収(M&A)促進という形では表れていますが、国民生活にはさして効果感もなくて「超円高こそ好機」と言うキャッチ(catch phrase)だけが躍っています。目にモノ見せてもらいたいものです。
(3)世界経済を推進する政治は、それぞれに問題を抱えて国内経済に汲々としてその政治貧困がEUほか世界経済危機の要因とも言われています。財政破たん国家がさらにスパイラル(spiral)に出現すれば、その深刻さは地球ダークマター(dark matter)化でしょう。
今年は、米国、フランス、ロシア、韓国の大統領選に中国、北朝鮮の政権交代(総書記)と政治を左右する重要選挙ほかも重なって、「視点」がますます国内化保護主義に傾化して「対外政策」に変化、変更、国際協力が打出しにくい政治環境です。
普天間基地移設、東シナ海領土、慰安婦賠償、拉致、TPPほか多くの対外政策課題を抱える日本外交にも進展、変化を求めにくい1年の世界情勢です。
国内でも消費税増税論議を巡って、そうでなくとも民主党政権自らのマニフェスト崩壊による政権基本テーゼ(these)の信を問い直す総選挙の必要性も迫っています。9月には民主党代表選もあり、それまでにヤマ場を迎えることでしょう。
(4)音楽はジャンルの広い分野ですからそれぞれが生活観に根差した特色ある独自の世界を形づくっています。一昨年のグラミー賞では、日本人アーティストが欧米的なクラシック、ジャズ、ポピュラー部門で授賞注目を集め、ジャズピアノの上原ひろみさん、ポピュラーの日米ギタリスト(松本孝弘さん)コラボの流れが、昨年は米国ジャズバンドとのコラボ(由紀さおりさん)で日本的な日本歌謡曲アルバムとして評判になりました。作曲(compose)部門でも欧米進出に期待していきたいものです。
(5)今年7月にはロンドンオリンピックが開催されます。ビートルズ、サッカー、王室、ユニオンジャック伝統文化に、「人」優先協調主義の思想文化(たとえば、信号のないロータリー形式の交差点)と独特の世界観、「薫り」を持つロンドンでのオリンピックは楽しみです。
その頃には東日本大震災復興、福島第1原発事故の収束状況、エネルギー政策転換による夏の電力供給能力と市民生活の非常時パラダイム(emergency paradigm)に変化は見られるのか、改善、進展に向けて国民的合意、協力が求められる12年です。