今年はビートルズ、ローリング・ストーンズ誕生50年の大きな節目の年だ。ビートルズは集結は叶わないけれども、ローリング・ストーンズは何回かのメンバーチェンジを経て現在も活動中で、英米での50年コンサートを開催中の英国を代表するブラックミュージックの世界的ロックバンドだ。
バンドの離合集散の激しい英米で50年も同一バンドで音楽活動を続ける極めて稀(まれ)な存在で、ボーカルのミック・ジャガーは70才と風貌はすっかり年相応にシワが刻まれているが体形はスリムに維持されて(映像)、サウンドもけっして洗練されているとはいえないがそれがまた魅力で、原石が強烈な輝きを放つように粗々(あらあら)しくて、この50年持ち味は一貫して変わらないところが魅力のままだ。
バンドの場合、メンバーの誰かが社会問題を起こせば活動継続はむずかしい中で、多少の紆余曲折はあっても音楽、風貌からそのもっとも「アブナイ」と思われているローリング・ストーンズがこれといった問題も起こさずに、50年の今年も期待にこたえて記念コンサートを開催しているまことに立派なロックバンドだ。
日本でもビートルズが事実上活動を中止した70年をボーダー(border)にビートルズに音楽的、文化的影響を受けたニューミュージックといわれるミュージシャンが数多く登場して、昨年音楽活動40年を迎えている。
その代表的なバンド、チューリップが昨年から今年にかけて1年がかりで40年コンサートを全国で40公演開催した。
こちらは6回目の集結コンサートで65才の財津和夫さんほかメンバー全員が60才以上で、しかし5人のメンバーだけで演奏し歌い、コーラス、ハーモニーの音楽スキルの高さを示して、全国大ホールに満員の多くの聴衆(audience)を集め続けたやはり時代と音楽をきりひらいた歴史的バンドだ。
ステージスタイルは変わらずに、63才のギター安部俊幸さんもアンティーク(antique)な重いギブソン335を抱えてほとんど2時間30分のコンサート中、立ったまま元気に演奏し続けている。
こちらもメンバーが東京、福岡、インド(多分今も)に別れて住みながらこれといった社会問題も起こさずに40年の記念の集結コンサートを開催したまことに立派なバンドだ。
音楽的中心軸の財津和夫さんが、ステージ(live)で演奏するのにふさわしい、むいている曲があるという考え方で演奏する曲はどうしても偏りがちにはなるが、16年の間の6回の集結コンサートではところどころに「I'm the editor」のような音階領域の広い難曲、名曲なども果敢に挑戦して披露して、初期のころの曲も披露、再現してみせた。
財津和夫さんは今では好きな酒もやめて、今でも迫力のある声量、発声、説得力のあるボーカルを聞かせています。
チューリップは純粋に音楽的にはスキル熟練の域に達して今が一番いいともいえます。
安部さんが今コンサート日程終盤コンサートで「こうなったら50年を目指したい」とコメント(lip service)しているようですが、ローリング・ストーンズ50年はミック・ジャガーがそれでも70才、チューリップは財津さんがその時75才(when I'm 75)ですから、バンドとしては叶いません。
今でもこれだけの音楽スキル、集客力、関心がありますので、演奏したくなったらいつでも自然に集まってくるのもいいのではないでしょうか。
バンドの離合集散の激しい英米で50年も同一バンドで音楽活動を続ける極めて稀(まれ)な存在で、ボーカルのミック・ジャガーは70才と風貌はすっかり年相応にシワが刻まれているが体形はスリムに維持されて(映像)、サウンドもけっして洗練されているとはいえないがそれがまた魅力で、原石が強烈な輝きを放つように粗々(あらあら)しくて、この50年持ち味は一貫して変わらないところが魅力のままだ。
バンドの場合、メンバーの誰かが社会問題を起こせば活動継続はむずかしい中で、多少の紆余曲折はあっても音楽、風貌からそのもっとも「アブナイ」と思われているローリング・ストーンズがこれといった問題も起こさずに、50年の今年も期待にこたえて記念コンサートを開催しているまことに立派なロックバンドだ。
日本でもビートルズが事実上活動を中止した70年をボーダー(border)にビートルズに音楽的、文化的影響を受けたニューミュージックといわれるミュージシャンが数多く登場して、昨年音楽活動40年を迎えている。
その代表的なバンド、チューリップが昨年から今年にかけて1年がかりで40年コンサートを全国で40公演開催した。
こちらは6回目の集結コンサートで65才の財津和夫さんほかメンバー全員が60才以上で、しかし5人のメンバーだけで演奏し歌い、コーラス、ハーモニーの音楽スキルの高さを示して、全国大ホールに満員の多くの聴衆(audience)を集め続けたやはり時代と音楽をきりひらいた歴史的バンドだ。
ステージスタイルは変わらずに、63才のギター安部俊幸さんもアンティーク(antique)な重いギブソン335を抱えてほとんど2時間30分のコンサート中、立ったまま元気に演奏し続けている。
こちらもメンバーが東京、福岡、インド(多分今も)に別れて住みながらこれといった社会問題も起こさずに40年の記念の集結コンサートを開催したまことに立派なバンドだ。
音楽的中心軸の財津和夫さんが、ステージ(live)で演奏するのにふさわしい、むいている曲があるという考え方で演奏する曲はどうしても偏りがちにはなるが、16年の間の6回の集結コンサートではところどころに「I'm the editor」のような音階領域の広い難曲、名曲なども果敢に挑戦して披露して、初期のころの曲も披露、再現してみせた。
財津和夫さんは今では好きな酒もやめて、今でも迫力のある声量、発声、説得力のあるボーカルを聞かせています。
チューリップは純粋に音楽的にはスキル熟練の域に達して今が一番いいともいえます。
安部さんが今コンサート日程終盤コンサートで「こうなったら50年を目指したい」とコメント(lip service)しているようですが、ローリング・ストーンズ50年はミック・ジャガーがそれでも70才、チューリップは財津さんがその時75才(when I'm 75)ですから、バンドとしては叶いません。
今でもこれだけの音楽スキル、集客力、関心がありますので、演奏したくなったらいつでも自然に集まってくるのもいいのではないでしょうか。