(1)衰退一途で国民に見放された政党の体をなしていない民主党のいつもながらの内紛につきあってもしょうがないけれども、菅元首相の今回の参院選での反党行為(anti party act)に対する処分のいいかげんさにはあきれるばかりだ。
参院選東京選挙区で前回2名擁立した民主党は党支持率の低迷の中で今回候補者を1名に絞って総力をあげて選挙戦に臨んだが、菅元首相はこの民主党執行部の方針に従わずに自らに近い党非公認の他候補者を公然と支援、応援して、結果として2名候補者ともに落選して民主党は参院東京選挙区の議席をすべて失うことになった。
(2)選挙責任者の細野幹事長は選挙戦中から菅さんの反党行動を批判し、非公認候補者の支援、応援を止めるよう説得(報道)してきたが、菅さんは従わなかった。
もちろん菅さんには言い分もあるのだろうが、それは民主党内の決定機関内での話のことで、一度党として方針が決定したあとは国民注視の中で場外乱闘をくり返す問題でないことは、自ら首相経験者として政党パラダイム(paradigm)を示す立場にもある。
(3)政党にとって国民の審判を受ける国政選挙は党の存在、基盤を大きく左右する最重要課題であり党の総力、戦略をかけて臨むべきものだ。
個人的なつながりで党の方針に反して足を引っ張ることなどあってはならないのはいうまでもない。まして、首相経験者で最高責任者を務めた政治家としては率先して協力、推進すべき自覚、自責が求められる。
このいづれにも反して党の方針に反して党非公認の他候補者を支援、応援する選挙行動は、党の利益に大きく背く重大な反党行為なのはいうまでもない。
(4)本来なら、党の方針に従えないのなら(意見が通らないのなら)選挙前に離党して非公認他候補者を支援、応援するのが筋でわかりやすく、まるで子どもじみた無鉄砲な(rash)執行部にあてつけのこれみよがしの反党行動は幼稚で見苦しいものだ。
細野幹事長は除籍(除名)処分を主張し、一旦海江田代表も菅さんと直接会って党を去る(報道)よう進言したといわれるが、これは当然の判断、処置だ。
(5)問題はこれからだ。これに従わずに反発した菅さんに党内から同調者もいて、執行部が説得、処分を決めれずに結局党員停止3か月(報道)という実効性も対外説明力もない訳のわからない軽い処分(disposition)を出し直して党内決着をつけるという無統治(non government)ぶりをまたも露呈する結果となった。
しかも党内では道理に従って(hear reason)菅さんの除籍(除名)処分を主張した細野さんに対して「党内の亀裂を生み出し、海江田代表の足を引っ張った」(党幹部発言ー報道)として批判が出ているといわれる。
この発言のほこ先は、そっくり菅さんの参院選での反党行為にこそ向けられるべきことで、驚くべき自浄能力、適性判断力欠如の民主党末期現象を象徴するものだ。
(6)今更ながらこんな無統治、無責任政党に3年半も政権を委ねたかと思うと、国民は自戒と自責の思い出でいっぱいなのではないのか。衆院選、参院選での国民審判は致し方のない結果だった。
参院選東京選挙区で前回2名擁立した民主党は党支持率の低迷の中で今回候補者を1名に絞って総力をあげて選挙戦に臨んだが、菅元首相はこの民主党執行部の方針に従わずに自らに近い党非公認の他候補者を公然と支援、応援して、結果として2名候補者ともに落選して民主党は参院東京選挙区の議席をすべて失うことになった。
(2)選挙責任者の細野幹事長は選挙戦中から菅さんの反党行動を批判し、非公認候補者の支援、応援を止めるよう説得(報道)してきたが、菅さんは従わなかった。
もちろん菅さんには言い分もあるのだろうが、それは民主党内の決定機関内での話のことで、一度党として方針が決定したあとは国民注視の中で場外乱闘をくり返す問題でないことは、自ら首相経験者として政党パラダイム(paradigm)を示す立場にもある。
(3)政党にとって国民の審判を受ける国政選挙は党の存在、基盤を大きく左右する最重要課題であり党の総力、戦略をかけて臨むべきものだ。
個人的なつながりで党の方針に反して足を引っ張ることなどあってはならないのはいうまでもない。まして、首相経験者で最高責任者を務めた政治家としては率先して協力、推進すべき自覚、自責が求められる。
このいづれにも反して党の方針に反して党非公認の他候補者を支援、応援する選挙行動は、党の利益に大きく背く重大な反党行為なのはいうまでもない。
(4)本来なら、党の方針に従えないのなら(意見が通らないのなら)選挙前に離党して非公認他候補者を支援、応援するのが筋でわかりやすく、まるで子どもじみた無鉄砲な(rash)執行部にあてつけのこれみよがしの反党行動は幼稚で見苦しいものだ。
細野幹事長は除籍(除名)処分を主張し、一旦海江田代表も菅さんと直接会って党を去る(報道)よう進言したといわれるが、これは当然の判断、処置だ。
(5)問題はこれからだ。これに従わずに反発した菅さんに党内から同調者もいて、執行部が説得、処分を決めれずに結局党員停止3か月(報道)という実効性も対外説明力もない訳のわからない軽い処分(disposition)を出し直して党内決着をつけるという無統治(non government)ぶりをまたも露呈する結果となった。
しかも党内では道理に従って(hear reason)菅さんの除籍(除名)処分を主張した細野さんに対して「党内の亀裂を生み出し、海江田代表の足を引っ張った」(党幹部発言ー報道)として批判が出ているといわれる。
この発言のほこ先は、そっくり菅さんの参院選での反党行為にこそ向けられるべきことで、驚くべき自浄能力、適性判断力欠如の民主党末期現象を象徴するものだ。
(6)今更ながらこんな無統治、無責任政党に3年半も政権を委ねたかと思うと、国民は自戒と自責の思い出でいっぱいなのではないのか。衆院選、参院選での国民審判は致し方のない結果だった。