いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

人間の頭脳を超えるAI。 artifical intelligence outstrips the human brains

2015-01-03 19:46:35 | 日記
 (1)新年正月を迎えると自動車のデジタル表示が2015年1月3日を示しているのか確認するが、賢いことに見事に移り変わっている。
 ロボット社会が現実を視野に入れるところまできている。高度で難解な医療技術、手術に使われて、地震、火災、災害、危険箇所の捜索、救助活動に使われて、工事現場、介護、事故処理にも活動範囲は広がっている。

 (2)専門家の話では「50%の確率で、28年までに人間の頭脳を超えるAI(人工知能)が生まれる(報道)」(artifical intelligence outstrips the human brains)といわれる。

 現在でもすでに人間の能力、機能を超える能力の機械化、AIは進んでおり、自動車の自動運転、自動ブレーキ、位置誘導運転と生活に密着したロボット化は現実化しているので驚くことはない。

 (3)悪しきことに兵器としても開発されて、地球を半周する距離から遠隔操作で動く無人戦闘機がゲリラ攻撃の手段として使われて、戦争ゲームのようにロボット同士の戦闘というバーチャル映画の世界が現実に起こり得るかもしれないのだ。

 人間の表情、感情を察知する、人間の意思を読み取り、行動するロボット化も研究が進み、人間の意思にロボットが判断、反応、返答するロボット化もすでに架空現実(virtual reality)の世界のものではない。

 (4)もちろん起動するのは人間で、人間の制御の中でのロボット化ではあるが、ロボット制御不能に陥(おちい)った(ロボット社会の情報氾濫)時の人間の対応も危機管理(crisis control)能力として重要な部分ではある。

 自動運転、自動ブレーキに慣れて突如機能停止に陥った時に正常な対応が出来るのか、ロボット社会が現実のものとなった時のそれに頼り切った人間社会の危機管理マニュアルが正常に働くのか想像もつかないバーチャル・リアリティ社会だ。

 (5)ロボットの利用価値は冒頭例のように高いものがあるが、人間社会の中でどこまで活用、利用されるのか、活用したらいいのかのパラダイム(paradigm)は確立しておく必要がある。

 それを差し置いての無尽蔵のロボット化社会では、遠隔操作による戦争ゲームのような現実悲劇が人間社会を破滅に向かわせるだけだ。
 iPS細胞はあらゆる人間の細胞を再生する先端的医学技術で、難病治療に苦しむ患者への朗報ではあるが、それではそれで人間は永遠に生き続けるのか、誰が決めるのかの重い命題(proposition)でもある。

 (6)ロボット化社会の実現は、人間社会に「人間」の能力のあるべき姿、自ら決める限界のパラダイムを突きつける難解で示唆に富んだものでもある。進むだけ進めばいいというものでもない。

 人間の頭脳を超えるAIが生まれると予測される28年までわずか13年先のことだ。世界がロボット社会の「標準化」のために人間の本物の知恵(native intelligence)を出さなければならない。

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