いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

偶然性の確率論。 accidentally probabilism

2015-01-27 19:36:26 | 日記
 (1)最近20年間で日本人被害者を多く出した3大災害、事件は、「(95年)1.17」(阪神淡路大震災)、「(01年)9.11」(米国同時多発テロ)、「(11年)3.11」(東日本大震災)だ。

 いづれも復興には10年以上、それ以上の歳月が必要なことから、この20年間は大災害、大事件の連続線上(on the continuative line)の時代でもあった。
 いづれもが「1」・「1」が連続してつながる日付の特徴を持っている。もちろん科学的根拠などなくて、偶然の結果ということだが、偶然も二度、三度と続けば偶然とは言わないなどとの警戒を要する確率論(probabilism)もあり、心に留めたいところだ。

 (2)「1」・「1」が連続してつながる日付、月は、1月と11月に集中してとりわけ11月は「月丸ごと」「1」・「1」が連続してつながる月間だ。
 1月は「1.1」、「1.10~1.19」の間、その他の月は「11日」がそれに当たる。

 将来、日本では東京直下型大地震に東海沖、南海トラフ巨大地震が海底の地盤の変動移動から必ず起きると言われている。関係自治体、地域では被害予想状況の把握、ハザードマップ(hazaud map)作成、避難計画対策の準備に着手しているが、備えはいつきてもの用意は必要だがまずはこのヘンテコリンの災害事件法則の連続日付は頭に入れておきたいところだ。

(3)1月は「1.1」、「1.10~1.19」、11月の「月間」、そしてその他の「11日」だ。東京直下型大地震は30年の間に80%の確率で起きるという専門家の分析もあり、東海沖大地震は日本で唯一観測機器体制を備えて2日前には予報できると聞いたことがある。

 起きることを防ぐことなど出来ない以上、起きた時の最善の備え、対策は必要だが、もちろん起きる前に察知して避難することができればそれは最善の対策、方法論だ。
 地震学会は東日本大震災の自己批判から地震予知から撤退を表明したが、ありとあらゆるチャンネルをつかって地震発生を予知することは、災害国日本のとりわけ巨大地震の将来発生が確実、確率視されている現状では予知、早めの避難は避けて通れない日本の宿命である。

 (4)冒頭の「1」・「1」論も科学的根拠はなく偶然とはいえ、復興に10年以上、それ以上かかる大災害、大事件が20年に3件も「1」・「1」連続日付で起きているということは確率的には偶然で済む問題なのかも考えていいのではないのか。

 宇宙も壮大な未知の世界ではあるが観測体制は続けられて、一方海底、地球内部の観測は障害も多いことから比較進んでいない。昨年9月末の御嶽山噴火災害では、火山微動は観測しながら続く噴火の可能性については予知など出来ずに、多くの日帰り登山客被害の大災害を引き起こしている。

 (5)東日本大震災でも千年に一度の巨大地震ともいわれて、しかし歴史に存在した過去例(文献史料)について一部ではわかっていながら原発設置安全対応に教訓としていかされなかった。

 冒頭の数字遊びのような災害事件発生偶然性のメカニズム(accidentally)も含めて、歴史、経験則、史料の分析、考察を含めたありとあらゆるチャンネルをつかって災害発生率、地域をしぼり込む挑戦が必要だ。
 起きてしまってからの対策よりは、起きる前の避難が大事なのはいうまでもないからだ。

 (6)偶然性とはいえ1月、11月、各月の11日は念のため注意しておこう。将来起きることが確実な大災害がありながら、起きた後の対策しか論じない国の方法論もおかしなものだ。
 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする