(1)今冬は暖冬だという予報があったが、例年なら1度は暖かくなる頃もある12月も厳しい寒さが続いて、新年にかけても関東、東海、西日本の太平洋側にも大雪をもたらした。
偏西風が日本上空を大きく蛇行して北極海上空の強い寒気を日本に引き下げたのが原因らしいが、今の気象情報(weather information)では偏西風の「動き」までは読むことはむずかしいと予報士が説明していた。
「気象予報」が情報化時代、社会にあわせて、そして気象衛星の打ち上げで詳細な雲や風の流れの映像分析が各段に進んで「気象情報」に名前を変えて細かい気象データを発信している。
(2)気象情報の確率も格段に向上して、以前ほどの当たり外れもなくなった。気象情報は翌日以降の行動には準備、計画、変更もふくめて貴重な情報なだけに、定時ニュース、気象情報で確認する。
仕事に直結するひとにとってはさらに貴重なデータになるので情報量、当たり外れはことさらセンシティブ(sensitive)になるものだろう。
(3)気象衛星から送られてくる上空映像は雲の流れを鮮明に映し出すので、晴れ、曇り、雨、雪などの「流れ」が時系列的によくわかるものだが、地域の気温、湿度などの情報は気圧配置、風向き、気象情況などを先例、過去例、条件計算式、実績にして、こういう条件ならこのデータと確率予測するしかないのであろうが、もちろんぴったりとはいかない。
ところが気象予報時代はちょっと大げさにいえば当たらなくても当然の心構えがあったが、気象情報に変わってからは気象衛星も打ち上げてデータ、映像分析も各段に進んでいるのだから、相当に当たる確率の高いものとして期待感も比較高くなってくる。
(4)冒頭の今冬は暖冬という長期予測の中で一向に厳しい寒さがゆるまないと、そう思い込んでいた身体に寒さがさらにこたえるというものだ。あげくが、偏西風の動きまでは読み取れなかったという事後説明(弁明)では、それならそうで分からない不確実なことまであらかじめ情報として発信する必要があるのかと思ってしまう。
情報化時代、社会の全能志向の盲点でもある。実はよく分からない不確実なものでも、先例、過去例、実績をもとに「確率性(probability)」情報として発信されても、最新データ分析による「確実性(reliability)」の高い情報として信用してしまう傾向は情報化時代、社会の科学先端性の中にはいつもある。
(5)気象情報も予報から進化して確実性、確率性は各段に増したが、もちろん不確実要素はあり、先例、過去例、実績からの予測に頼るものもあり、何が何でも情報発信する必要性などない。
今冬は暖冬になるなどとは聞かなければ、冬は寒いものと割り切ってガマンもしようがあるというものだ。気象情報の中には相当細かい矢印の風向きなども先端的データ映像を駆使して発信しているが、どう理解していいのやら専門的(営業的)にもどうでもいい情報もある。
(6)気象衛星を活用した気象情報、データ分析も各段に高くなったのだから、「確実な情報」発信量で十分だ。気象情報は期待を持たせるものでもなく、確実、確率性の高さに応えることだ。
偏西風が日本上空を大きく蛇行して北極海上空の強い寒気を日本に引き下げたのが原因らしいが、今の気象情報(weather information)では偏西風の「動き」までは読むことはむずかしいと予報士が説明していた。
「気象予報」が情報化時代、社会にあわせて、そして気象衛星の打ち上げで詳細な雲や風の流れの映像分析が各段に進んで「気象情報」に名前を変えて細かい気象データを発信している。
(2)気象情報の確率も格段に向上して、以前ほどの当たり外れもなくなった。気象情報は翌日以降の行動には準備、計画、変更もふくめて貴重な情報なだけに、定時ニュース、気象情報で確認する。
仕事に直結するひとにとってはさらに貴重なデータになるので情報量、当たり外れはことさらセンシティブ(sensitive)になるものだろう。
(3)気象衛星から送られてくる上空映像は雲の流れを鮮明に映し出すので、晴れ、曇り、雨、雪などの「流れ」が時系列的によくわかるものだが、地域の気温、湿度などの情報は気圧配置、風向き、気象情況などを先例、過去例、条件計算式、実績にして、こういう条件ならこのデータと確率予測するしかないのであろうが、もちろんぴったりとはいかない。
ところが気象予報時代はちょっと大げさにいえば当たらなくても当然の心構えがあったが、気象情報に変わってからは気象衛星も打ち上げてデータ、映像分析も各段に進んでいるのだから、相当に当たる確率の高いものとして期待感も比較高くなってくる。
(4)冒頭の今冬は暖冬という長期予測の中で一向に厳しい寒さがゆるまないと、そう思い込んでいた身体に寒さがさらにこたえるというものだ。あげくが、偏西風の動きまでは読み取れなかったという事後説明(弁明)では、それならそうで分からない不確実なことまであらかじめ情報として発信する必要があるのかと思ってしまう。
情報化時代、社会の全能志向の盲点でもある。実はよく分からない不確実なものでも、先例、過去例、実績をもとに「確率性(probability)」情報として発信されても、最新データ分析による「確実性(reliability)」の高い情報として信用してしまう傾向は情報化時代、社会の科学先端性の中にはいつもある。
(5)気象情報も予報から進化して確実性、確率性は各段に増したが、もちろん不確実要素はあり、先例、過去例、実績からの予測に頼るものもあり、何が何でも情報発信する必要性などない。
今冬は暖冬になるなどとは聞かなければ、冬は寒いものと割り切ってガマンもしようがあるというものだ。気象情報の中には相当細かい矢印の風向きなども先端的データ映像を駆使して発信しているが、どう理解していいのやら専門的(営業的)にもどうでもいい情報もある。
(6)気象衛星を活用した気象情報、データ分析も各段に高くなったのだから、「確実な情報」発信量で十分だ。気象情報は期待を持たせるものでもなく、確実、確率性の高さに応えることだ。