(1)安倍政権、自民党の1強時代の中で民主党は昨年12月衆院選で党代表を支えきれずに落選させ、あたらしい代表選びを明日公示する。
野党間の選挙協力で議席をいくらか伸ばしたが副作用として全小選挙区に候補者を擁立できずに比例代表の党への支持は鈍った。
09年に本格的政権交代を果たした民主党が現在は野党第1党とはいえヒト桁台の支持率では、解党的な(dissolvable the political party)出直しが必要ではないのか。
(2)民主党代表選には元代表の岡田克也さん(61)、元幹事長の細野豪志さん(43)、元厚労相の長妻昭之さん(54)と一応、老壮青の各世代代表が揃って立候補を表明しており、民主党の勢力分布をバランスよく網羅するものとなった。
細野さんは解党的な出直しで世代交代を図り、野党再編を念頭にして、岡田さんはこれまでの基本路線は堅持して党再生、改革を目指し、長妻さんは旧社会党系などリベラル勢力を結集しての代表選となる見込み(報道)だ。
(3)岡田さんは「首相になる覚悟はある。政権を担いうる政党に再生する」(報道)ことを目指すとしているが、ヒト桁台の支持率の民主党のこれまでの基本路線を堅持しての改革でそれができるのか、国民の信頼をうることは非常に険しい道のりだ。
岡田さんは直前の目の治療入院での出遅れもあるのか、さっそく人気のある蓮舫議員に会って支持を取り付けるまるで自民党ばりの権威至上主義の古い選挙手法に出て、これで党改革が実現できるのか疑問だ。
(4)細野さんは今回の衆院選を「完全な敗北」として世代交代による解党的な出直し、野党再編を目指すが、目指す相手が橋下、江田共同代表間での認識の違いが見受けられる維新の党では基本政策に問題はないのか、09年民主党政権での党内抗争に明け暮れた失政の二の舞になる可能性もある。
冒頭に書いたように民主党が「マイナス」からの出直しをすべく(the democratic party of japan comes again from minus)野党としての2年をアベノミクスにただ振り回されて「何」もしてこなかったのは問題だから、解党的な出直し改革が必要なのはいうまでもない。
(5)衆院選で党代表を支えきれずに落選させるなどとは、党の結束力に問題はあり政党の型をなしていないということだ。
そこで「解党的な出直し」にはどうすればいいのかの方法論(methodology)になる。
09年の民主党政権は、普天間飛行場の国外、県外移設(当時党代表の選挙表明)、公共事業の見直し、高速道路無料化、高校授業料無償化、事業仕分けなどこれまでの自民党政権にはない革新的な政策(manifesto)が国民の高い支持を集めた。
財源不足、準備不足で結局自ら否定、放棄することになった政策が多く国民の失望を買ってしまったが、政策集団としての政党価値はあった。
(6)「マイナス」からの出直しになるが、政策を「ゼロ」から見直して趣旨、財源、工程、効果について「出来上がった」独自色の政策を打ち出す「政策政党」として出直すべきだ。
1強自民党に対するためだけの支持率ヒト桁台の数合わせの野党再編は、今は意味も意義もない。
野党間の選挙協力で議席をいくらか伸ばしたが副作用として全小選挙区に候補者を擁立できずに比例代表の党への支持は鈍った。
09年に本格的政権交代を果たした民主党が現在は野党第1党とはいえヒト桁台の支持率では、解党的な(dissolvable the political party)出直しが必要ではないのか。
(2)民主党代表選には元代表の岡田克也さん(61)、元幹事長の細野豪志さん(43)、元厚労相の長妻昭之さん(54)と一応、老壮青の各世代代表が揃って立候補を表明しており、民主党の勢力分布をバランスよく網羅するものとなった。
細野さんは解党的な出直しで世代交代を図り、野党再編を念頭にして、岡田さんはこれまでの基本路線は堅持して党再生、改革を目指し、長妻さんは旧社会党系などリベラル勢力を結集しての代表選となる見込み(報道)だ。
(3)岡田さんは「首相になる覚悟はある。政権を担いうる政党に再生する」(報道)ことを目指すとしているが、ヒト桁台の支持率の民主党のこれまでの基本路線を堅持しての改革でそれができるのか、国民の信頼をうることは非常に険しい道のりだ。
岡田さんは直前の目の治療入院での出遅れもあるのか、さっそく人気のある蓮舫議員に会って支持を取り付けるまるで自民党ばりの権威至上主義の古い選挙手法に出て、これで党改革が実現できるのか疑問だ。
(4)細野さんは今回の衆院選を「完全な敗北」として世代交代による解党的な出直し、野党再編を目指すが、目指す相手が橋下、江田共同代表間での認識の違いが見受けられる維新の党では基本政策に問題はないのか、09年民主党政権での党内抗争に明け暮れた失政の二の舞になる可能性もある。
冒頭に書いたように民主党が「マイナス」からの出直しをすべく(the democratic party of japan comes again from minus)野党としての2年をアベノミクスにただ振り回されて「何」もしてこなかったのは問題だから、解党的な出直し改革が必要なのはいうまでもない。
(5)衆院選で党代表を支えきれずに落選させるなどとは、党の結束力に問題はあり政党の型をなしていないということだ。
そこで「解党的な出直し」にはどうすればいいのかの方法論(methodology)になる。
09年の民主党政権は、普天間飛行場の国外、県外移設(当時党代表の選挙表明)、公共事業の見直し、高速道路無料化、高校授業料無償化、事業仕分けなどこれまでの自民党政権にはない革新的な政策(manifesto)が国民の高い支持を集めた。
財源不足、準備不足で結局自ら否定、放棄することになった政策が多く国民の失望を買ってしまったが、政策集団としての政党価値はあった。
(6)「マイナス」からの出直しになるが、政策を「ゼロ」から見直して趣旨、財源、工程、効果について「出来上がった」独自色の政策を打ち出す「政策政党」として出直すべきだ。
1強自民党に対するためだけの支持率ヒト桁台の数合わせの野党再編は、今は意味も意義もない。