(1)臨時国会が「桜を見る会」疑惑追及で会期延長を求める野党を尻目に会期どおりに閉会した。憲法改正論議を進めたい安倍首相としては大幅に会期延長をしてでも取り組みたいところだが、「桜を見る会」追及逃れの会期内閉会だ。
これほどハチャメチャの安倍首相、内閣がそれでも40%台の国民支持率を受けるほど日本の政治家に人材がいないのか、情けなくなる日本の政治事情だ。
(2)安倍首相は、閉会後の定例記者会見では改憲に意欲を示し、あくまで自らの手で改憲すると言及した。国民投票法改正案は来年の通常国会に持ち越されて、参院は改憲勢力が3分の2を下回り当初の20年改憲は極めてむずかしい、不可能な事態になっており、それでも自らの手での改憲を目指すということは、21年に先送りかよもやと思うが総裁4選を果して自らの手での改憲に取り組むことを考えているのではないのかの不安、心配もみえる。
(3)二階幹事長は早くから安倍4選を支持しているが、自民党内の次期総裁候補も準備を進めており、内外からもいくらなんでも安倍4選はありえないとの声も大きく、仮に安倍首相(総裁)が再び党則を改正して改憲のために4選を目指すとなると国民の政治への不信も頂点に達して(多分)とても理解、支持を得られるとは今の政治状況をみれば考えられない。
(4)まずは安倍首相としては改造内閣1か月余りでの大臣更迭、辞任、失言続きでの任命責任を果して、引き続き「桜を見る会」の次から次の疑惑、とりわけ参加者名簿破棄問題について納得のいく説明責任を果すことに尽力しなければならない。
この政治状況の中で、自らの手で改憲を進めようとすれば衆院を解散して再び改憲を争点に総選挙を行い勝利する(改憲勢力で3分の2確保)しか道はない。そう判断して今までのように勝利するすることができるのか、さすがに改憲意欲の私物化ととらえられて反発を買う恐れは大きい。大きな賭けだ。国民もそこまでなめられてはおられないだろう。
(5)野党は総選挙に備えて合流協議を進めようとしているが、自民党の支持率38%に対して野党合流でも単純計算で10%程度の支持率しかない。しかし、選挙で野党候補者一本化ができれば議員数では100名を超えて一定の政治集団勢力となり、自民党とも対峙できる可能性はある。
(6)問題は憲法観、消費税、防衛など基本政策に隔たりがあり調整がつくのか、国民には09年民主党政権失望のトラウマがあり容易ではない。どこまで決断して歩み寄れるのか、リーダーシップをとる立憲民主党の枝野代表は当時の当事者として身に染みてわかっており、失敗は許されない。
これほどハチャメチャの安倍首相、内閣がそれでも40%台の国民支持率を受けるほど日本の政治家に人材がいないのか、情けなくなる日本の政治事情だ。
(2)安倍首相は、閉会後の定例記者会見では改憲に意欲を示し、あくまで自らの手で改憲すると言及した。国民投票法改正案は来年の通常国会に持ち越されて、参院は改憲勢力が3分の2を下回り当初の20年改憲は極めてむずかしい、不可能な事態になっており、それでも自らの手での改憲を目指すということは、21年に先送りかよもやと思うが総裁4選を果して自らの手での改憲に取り組むことを考えているのではないのかの不安、心配もみえる。
(3)二階幹事長は早くから安倍4選を支持しているが、自民党内の次期総裁候補も準備を進めており、内外からもいくらなんでも安倍4選はありえないとの声も大きく、仮に安倍首相(総裁)が再び党則を改正して改憲のために4選を目指すとなると国民の政治への不信も頂点に達して(多分)とても理解、支持を得られるとは今の政治状況をみれば考えられない。
(4)まずは安倍首相としては改造内閣1か月余りでの大臣更迭、辞任、失言続きでの任命責任を果して、引き続き「桜を見る会」の次から次の疑惑、とりわけ参加者名簿破棄問題について納得のいく説明責任を果すことに尽力しなければならない。
この政治状況の中で、自らの手で改憲を進めようとすれば衆院を解散して再び改憲を争点に総選挙を行い勝利する(改憲勢力で3分の2確保)しか道はない。そう判断して今までのように勝利するすることができるのか、さすがに改憲意欲の私物化ととらえられて反発を買う恐れは大きい。大きな賭けだ。国民もそこまでなめられてはおられないだろう。
(5)野党は総選挙に備えて合流協議を進めようとしているが、自民党の支持率38%に対して野党合流でも単純計算で10%程度の支持率しかない。しかし、選挙で野党候補者一本化ができれば議員数では100名を超えて一定の政治集団勢力となり、自民党とも対峙できる可能性はある。
(6)問題は憲法観、消費税、防衛など基本政策に隔たりがあり調整がつくのか、国民には09年民主党政権失望のトラウマがあり容易ではない。どこまで決断して歩み寄れるのか、リーダーシップをとる立憲民主党の枝野代表は当時の当事者として身に染みてわかっており、失敗は許されない。