いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

不思議な国、日本。 wonder country , japan

2022-06-04 20:16:58 | 日記
 (1)通常国会は波風もなく、その間の日米豪印クアッド首脳会議に合わせたバイデン大統領の初来日に記者会見での台湾有事の米軍の関与の「yes」発言、岸田首相、林外相の多国間外遊が目につくというこれで日本の政治は機能しているのか、不思議な感慨だ。

 (2)社会、国民生活は昨年からの原油高騰、ウクライナ戦争の露産石油禁輸、コロナで4月からの一斉物価値上げが続いており、さらに急激な円安で輸入原材料が高騰しエネルギー価格の高騰、不足が懸念されて国民生活を圧迫しており、こちらは波風が高く、政治は解決策を見いだせないでいる不思議な国、日本(wonder country, japan)だ。

 (3)どうやらこのまま夏(7月)の参院選を迎えることになりそうで、各党では選挙公約が発表されているが「安保バブル」といわれて何にでも「安全保障」がついて経済安全保障、生活安全保障、情報安全保障、エネルギー安全保障で立憲改選議員からは「こんな言葉は街頭演説では使えない」、「言葉が好戦的で怖い」とのクレーム(報道)が聞かれる。

 (4)与野党の選挙用ポスターも発表になったが、自民党は岸田首相の写真に「決断と実行」ー暮らしを守るーのロゴで、今、岸田首相、政権に最も「不足」している「決断と実行」が並べられたのも何かの間違いなのか、皮肉にもみえる。

 しかもこのロゴは72年の田中角栄政権の衆院選ポスターと同じで、違うのは「ー日本列島改造をすすめるー」で新鮮味はない。

 (5)立憲民主党はキャッチフレーズが「生活安全保障」で公約中の「物価高と戦う」にも上述のように改選議員からクレームがつき、「(暮らしを守る)」が加えられた。何のことはない「暮らしを守る」は岸田自民党のロゴと同じで与野党代わり映えのしない内容だ。

 通常なら軒並みの続く物価高騰、露産石油禁輸などによるエネルギー不足に累積国家財政赤字1200兆円の借金財政で課題も多く、与野党対決の選挙構図がみられなければならない参院選だが、そういった緊張感は伝わってこない。

 (6)岸田首相の新しい資本主義は分配論ではなく成長論、アベノミクス回帰がみえて、争点になりそうなもので、まだ何も成果、実績のない岸田首相、内閣の支持率が50%強と堅調なのも国民の安倍離れ、だらしない覇気のない野党に助けられたもので構図は変わらずに、不思議な国、日本の構図が続く。

 (7)露のウクライナ軍事侵攻、中国の新疆ウイグル自治区人権抑圧情報の流出で世界の自由、人権、言論の安全保障が脅かされてそれでも民主主義、資本主義の後退がいわれて、専制国家の台頭が目につく国際政治、社会の危険が増している脅威だ。

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