(1)韓国朴クネ大統領が韓国初の女性大統領として就任した時には、ミャンマーのアウンサンスーチーさんの政治活動復活とあわせてアジア女性の新時代を拓くものと期待したが、韓国にあたらしい風(new deal)を吹き込んだとは言えない。
軍人出身でかって韓国大統領であった父親の血筋を受け継いだかのような専制的(absolute)な政治姿勢が目につく。隣国であり同じ自由主義圏で米国と同盟関係にある韓国の国内事情は意外と日本には伝わってこない情報の閉鎖性がある。
一時は韓流といわれる韓国ドラマ、音楽が日本でも人気を博していたが、韓国の政治、経済、軍事、社会となると案外情報不足を感じる。
(2)そうこうしてうちに、韓国客船大事故にかかわり当日の朴大統領の行動の遅れを報道した韓国紙の記事を引用して朴大統領ゴシップ関連記事を掲載した当時の産経新聞ソウル支局長を同大統領を名誉毀損したとして起訴する事件報道があった。
聞くところによると韓国国内では大統領中傷記事には厳しい報道管制(the control of information of korea administration)が敷かれて、報道関係者の逮捕が多いとあった。
同じ自由主義圏の欧米では政治指導者、皇室、著名人のゴシップ記事には寛容で慣れたものでまともに対応することなどしないのが常で、韓国では政治にかけて未婚の女性大統領ということもあり過剰に反応しているのかもしない。
(3)父親が軍人出身という保守的、厳格な家庭環境も影響しているのか。しかし自由主義圏にありながらの厳しい報道管制にはちょっと違和感を感じる韓国政治事情だ。
韓国内の日本人記者に対する制裁というなら歴史認識問題で日本と対立する韓国政治事情かと考えもするが、韓国メディアに対しても過敏な反応を見せているとなると考えさせられる朴政権の実態だ。
経済も一時は家電、IT、自動車産業で欧州中心に関税相互撤廃で日本を大きくリードしていたが、最近はその勢いもかげりをみせて日本が米国などとTPP交渉の最終合意に至ると、さっそく朴大統領もTPP参加を前向きに検討する意向を示した。韓国内の経済事情も情報がよく伝わってこない。
(4)朴大統領はそもそも中国寄りの政治主義、姿勢が強いといわれて、9月の中国の抗日戦争勝利70年の軍事パレードに西側首脳がこぞって出席しなかった中で出席して、その後の訪米ではオバマ大統領から韓国の中国傾斜に「(中国の国際規範違反に)ともに声を上げることを期待する」(報道)と注文されたといわれる。
歴史認識問題で日本に対しておわびと責任を強く求める朴クネ大統領とはこれまで日韓首脳会談は開かれずに来たが、内外の圧力、要請の中で来月1日にソウルで安倍首相としては初めていよいよ開催される公算が大きい。
(5)朴大統領はそれでも慰安婦問題にこだわり、日本側は会談で持ち出さないことが成功につながるとけん制している。
安倍首相は両国に問題があるからこそ話し合うことが大切だと言ってきたのだから、正面から受け止めて思いを話し合うべき機会だ。
ともに就任以来初めての日韓首脳会談なのでこれですべてがうまく行くわけでもなく、慰安婦問題を避けるのではなく解決(根本解決は無理でも立場の相互理解)に向けて首脳同士が話し合うことは大事だ。
(6)もっと日本と韓国の風通しがよくなる(well-ventilated)ことが必要だ。両国の風通しの悪さが中国の軍事海洋進出、北朝鮮の軍事挑発行為を助長しているのだ。
韓国の情報管制には問題がある。
軍人出身でかって韓国大統領であった父親の血筋を受け継いだかのような専制的(absolute)な政治姿勢が目につく。隣国であり同じ自由主義圏で米国と同盟関係にある韓国の国内事情は意外と日本には伝わってこない情報の閉鎖性がある。
一時は韓流といわれる韓国ドラマ、音楽が日本でも人気を博していたが、韓国の政治、経済、軍事、社会となると案外情報不足を感じる。
(2)そうこうしてうちに、韓国客船大事故にかかわり当日の朴大統領の行動の遅れを報道した韓国紙の記事を引用して朴大統領ゴシップ関連記事を掲載した当時の産経新聞ソウル支局長を同大統領を名誉毀損したとして起訴する事件報道があった。
聞くところによると韓国国内では大統領中傷記事には厳しい報道管制(the control of information of korea administration)が敷かれて、報道関係者の逮捕が多いとあった。
同じ自由主義圏の欧米では政治指導者、皇室、著名人のゴシップ記事には寛容で慣れたものでまともに対応することなどしないのが常で、韓国では政治にかけて未婚の女性大統領ということもあり過剰に反応しているのかもしない。
(3)父親が軍人出身という保守的、厳格な家庭環境も影響しているのか。しかし自由主義圏にありながらの厳しい報道管制にはちょっと違和感を感じる韓国政治事情だ。
韓国内の日本人記者に対する制裁というなら歴史認識問題で日本と対立する韓国政治事情かと考えもするが、韓国メディアに対しても過敏な反応を見せているとなると考えさせられる朴政権の実態だ。
経済も一時は家電、IT、自動車産業で欧州中心に関税相互撤廃で日本を大きくリードしていたが、最近はその勢いもかげりをみせて日本が米国などとTPP交渉の最終合意に至ると、さっそく朴大統領もTPP参加を前向きに検討する意向を示した。韓国内の経済事情も情報がよく伝わってこない。
(4)朴大統領はそもそも中国寄りの政治主義、姿勢が強いといわれて、9月の中国の抗日戦争勝利70年の軍事パレードに西側首脳がこぞって出席しなかった中で出席して、その後の訪米ではオバマ大統領から韓国の中国傾斜に「(中国の国際規範違反に)ともに声を上げることを期待する」(報道)と注文されたといわれる。
歴史認識問題で日本に対しておわびと責任を強く求める朴クネ大統領とはこれまで日韓首脳会談は開かれずに来たが、内外の圧力、要請の中で来月1日にソウルで安倍首相としては初めていよいよ開催される公算が大きい。
(5)朴大統領はそれでも慰安婦問題にこだわり、日本側は会談で持ち出さないことが成功につながるとけん制している。
安倍首相は両国に問題があるからこそ話し合うことが大切だと言ってきたのだから、正面から受け止めて思いを話し合うべき機会だ。
ともに就任以来初めての日韓首脳会談なのでこれですべてがうまく行くわけでもなく、慰安婦問題を避けるのではなく解決(根本解決は無理でも立場の相互理解)に向けて首脳同士が話し合うことは大事だ。
(6)もっと日本と韓国の風通しがよくなる(well-ventilated)ことが必要だ。両国の風通しの悪さが中国の軍事海洋進出、北朝鮮の軍事挑発行為を助長しているのだ。
韓国の情報管制には問題がある。