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時は進み始める。 凛とチア。 第22回「ヤンキー学校に現る」 感想(ヤングジャンプ2018年2号)

2017-12-15 | 山田シロ彦
                              
                          今週はセンターカラーだょ♡
















この漫画の登場人物は驚くほど素直だと思う。
そして、こういう考え方にも正直納得出来てしまう。
ぶっちゃけた話、自分が「誰か」に影響を与えたりするのはとっても嬉しい事だし、
それだけで自分の人生に何かしらの意味が生まれる気がするから、行動理念としては正しいと思う。

人生に意味はない
人生に価値は必要ない・・・とはよく言われるけれど、
それでも何の波風も起こさずただの藻屑としてなんとなく生きて消えゆく人生って相当空しい
兄貴は兄貴なりに、一度挫折してしまった自分の人生に何かしらの意味を生み出そうとして必死なんだと感じます
それはきっと本人の言う通り“自己満足”
ただ、
自己満足だったとしても、
それが他人にいい影響を与えて、
その波がまた違う誰かに伝わっていくならば、
きっとそれは自己満足を越えた何かに生まれ変わっていくのだと思う
そんな兄貴の心境の変化にグッと来てしまった今週の「凛とチア。」でした。


やっぱり、
人生に意味は必要ない、とか、
価値なんて気にすんな。とか言われたって、
動物ではなく人間として生まれたからには、
何かしらのカタルシスだったり達成感は必要なんだと思う
まあ、達成感はなくとも、なんていうのかな、自分だから出来た何か、っていうか・・・
そういうものを実直に、純朴に追い求める姿勢に個人的には大いに読んでいて「共感」してしまうんですよね。
こんなにも真央の兄貴に感情移入してしまったのは初めてかもしれない。。というくらい、
上記のセリフとシーンには心揺さぶられてしまいました
正直それは自分も思ってる事ですし・・・。

是非、「自分の力」で、そんな本懐を叶えて欲しい。応援してます。







後、ラブコメパートも良かったですね
千尋が意外と恋に敏感だったのも可愛かったですが笑
凜ちゃんに実直にドキドキしちゃってる沙穂先輩の描写にはストレートにニヤニヤしました
出来ればたまちゃんにも参戦して欲しいんですけどね(笑

ラブコメ、、、とは違いますが、
真央が兄貴の一歩にふんわりとした喜びを感じているシーンも凄く良かったです
あれはあれで、
真央の本懐の一歩が叶った場面だったよなあ。。と思うと、
コーチ就任というトピック以上に意味のある秀逸な話数だったんじゃないかと
良い具合に青春もホームコメディも展開出来ているレベルの高い作品だと心から思ってるので、
単行本購入やアンケート投函、そして感想等色々手を尽くして相変わらず支援を続けていきたいです
2週間ぶりの凜チア、面白い要素ばっかりで本当に楽しかった・・・!











最後に、たまちゃんは天使。
でもぶっちゃけ現時点で一番真央兄にダメ出しされそうではある
・・・来週の展開にドキドキしています。早く読みたい。