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自己顕示欲の罠。 凛とチア。 第23回「協力プレー」 感想(ヤングジャンプ2018年3・4号)

2017-12-22 | 山田シロ彦
                               
                               おお!?










真央兄がコーチに就いて早速みんなの能力を見る試験(?)で、
唯一評価されたのがこれまで最も(他と比べて)劣っている~とされていたたまちゃんだった。
たまちゃん大好きとしては嬉しい、、、のはさておいて(笑)。まあ普通なら逆でしょ、って結果ですよね
でも正直内容読んでたら「ああ、なるほど。」と思える至極真っ当な理由で、巧いな。と思わされましたね。

やっぱり、
自分たちでやってた状況とは違って
初めて本格的な経験者が来た・・・という事で
「力み」というか自己顕示欲が真っ先に出てしまったんでしょうね
自身の能力をアピールしよう、と「勘違い」してしまってみんな個人技に走ってしまったんですよね
でも、本当に大切なのはたまちゃんみたいに“他人の力を借りて”文字通り「協力プレー」に走る事だった
そもそも、チア自体が協力してお互いを高めていくものなので本質的と言えば本質的なアレではあるとは言える。

だけど、正直まだまだ若くて経験不足な高校生であるから故に、
ちょっと空回ってこういう結果になってしまうのも個人的によく分かるんですよね
俺だってバカだから、「たまちゃんだけ咎められる展開になりそう。」なんて考えてしまってましたからね
そういう意味では心地良く予想を裏切りつつ、ただ裏切っただけでも無い、“説得力”も加味されている、
真央兄のコーチ力を示す、という意味合いでも良好な話数だったんじゃないでしょうか
同時に、これでようやっとたまちゃんの能力の片鱗も見えて来た気がします
これから必要不可欠なキャラになっていくんじゃないでしょうか。
今週も凄く面白くて読み応えのあるお話で大満足ですね。






自信満々である事は「いいこと」だとされますが、
時にそれが「驕り」に繋がってストイックな思考を奪ってしまう危険性もある
案外、謙虚というか、健気に一生懸命やってた方が良い結果が出たりもする・・・という
そんな事象のお手本のようなエピソードだったかなあ、って思います

だけど、
今回の凜ちゃんや真央のように
自信満々でやった→結果、否定される(至らない)って顛末も
「それ以上の成長」を望むにはきっと必要な過程なんじゃないか?という気もしますね
別に自己顕示欲自体を持つことそれ自体は間違いじゃない、矯正してくれる人がいれば、
それを糧にもっともっと頑張れる、頑張ろうとするエネルギーになる・・・
だから、ある意味それも無駄じゃないんじゃないか?って思いますね
要するにバランスが大事なんですよね。何事も。
自分も全然出来てないですけどね笑





そういう、
頑張って空回る~みたいな「青春」模様の裏で、
密かに甘い方の「青春」も動いてました
強化合宿編では、
“そこ”もピックアップされそうで色々とワクワクが尽きません(笑
沙穂先輩、真央は勿論、たまちゃんがどこまで絡んで行くのか・・・も相応に気になるなあ
しかも今回は凛とコンビを組むわけですし、たまちゃんもヒロイン候補として活躍して欲しい、って思います
このブログはたまちゃん推しなんで・・・笑
とはいえ、
真央が本当はどう思ってるのか?も気になるのは事実
その辺含めて年明けのヤンジャンが本当に楽しみです。
序盤に暗い展開連発してしまった所為なのか掲載順が沈んでるのが気がかりですが、
個人的にはそれらも含めて今最高に面白いスポ根青春漫画に成って来ている、と確信しているので
来年もコミックス含めて「個人的に」猛プッシュしていく予定です
もうシロ彦さん自体が好きになって来ているので。
単行本のおまけ漫画とか(切な過ぎて)最高ですもん笑
真央兄も良い具合に復活してきて、一歩一歩快方に向かい始めている、そんな今の「凛とチア。」が大好きです。