サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

眉村ちあき「全曲眉村ちあき〜ロックンロールお嬢様編〜」@下北沢シャングリラ 24.11.12

2024-11-24 | LIVE












今月の12日に眉村ちあきのライブに行きました。










この企画は、
眉村ちあきの全曲を数回に分けて全曲歌う。という趣旨のもので
その中でロックソングに絞ったのが本公演でした
この回にしか参加してないんですが、
何故この回かと言うと、
単純にロックンロールで盛り上がりそうなので…っていう笑
リアル偏差値2じゃん。と思いつつ、
ただ、
下北沢シャングリラというハコも良かったですね
下北沢シャングリラになってからは初めてですけど、
旧ガーデン時代によく行ったハコだったので・・・
それこそ15年前から通ってたんじゃないかな?
最初は横長の造りで、
それがリニューアルして今の縦長になって
そんで閉店して梅田のシャングリラグループが買い取って…みたいな流れだった気がする
なんだか店内に入ったら懐かしかったですね ちょっとノスタルジックなのがまた良かったです
個人的には、
久々のハコに行くと
それまで頑張って生きてきた自分〜って感慨深さがセットになるので
長年ライブ行って思い出を作り続けるのも良いんじゃないかって感じましたね。

このライブは動画/写真撮影OKでしたので、
色々写真載せています。では、以下。











ライブ始まった時に、
すっかりお客さんのテンションがロックンロール・モードになってて
若干面食らってしまった笑
マユムラーのノリの良さを忘れていたみたい
一曲目から「ナントカザウルス」そして「肉喰え」といかにもロックな曲を連発していく
この曲はエレキギター弾きながら歌っていてそれも視覚的に良かったですね。
 「頭のおかしいみんな!」
「全裸になってもいいですよ!」と衝撃のMCも飛び出す中(全裸はいかんでしょう笑)、
この間のドウジマユムラでも聴いた「I was born in Australia」を披露。
この曲は、
やっぱり名曲ですね
ノリの良い曲ですけど、
歌詞がバラード並みに沁みるというか、
生きてると色々あるけど、この瞬間だけは楽しもう!というテーマ性が聴いてて気持ち泣ける。
瞬間を生きる…というか。エレキギターの音色も良かったし、
女性客を意識して「おばさん」に一部変えてたのも良かった
そして目の前で女性客喜んでましたね笑
 更に、
音楽隊のアコギアレンジでしか聴いたことが無かった「奇跡・神の子・天才犬!」も聴けました
実はこの日を選んだ大きな理由の一つにこの曲の原曲アレンジを生で聴きたい。ってのがありました
この曲は、
生で聴くと想像以上にテンション上がりますね!
パンク並みのスピード感に歌詞の反骨精神が相俟って、
正にヘドバン推奨な環境が出来上がってて管理人もヘドバンで反応
あまりの気持ち良さに昇天しそうでしたが、
「駆け回ることを馬鹿にするアイツだけには負けないぞ!」のとこの
感情の籠った歌唱にふと感動したりとジーンと来る要素もあって大満足でした
眉村さんもかなりハイテンションでした笑
この曲もっとライブで聴きたいなぁ!

「ロックンローラーは十二支が全部言えるんだよ!」と謎の理論?を振りかざし、
「十二支のアマゾン」〜からの、
「ゲロ」
「ゴミ女がかいたウタ」
「リアル不協和音」と比較的ひどいタイトルの曲のメドレーもまた良かった
特に、
「一人でだって立ち上がるんだ」と強く歌唱した「リアル不協和音」は、
昔から好きな曲でライブでも聴きたいな〜と考えていただけにここで聴けて感無量だった
正直、
眉村ちあきの曲は
名曲が多すぎてかなり埋もれてると思うんですよね
ライブではあんまり演らないけど「ほめられてる!」とかもめっちゃ素敵な曲だと思うし。
いや、バンバン生み出してるから自然とそうなってしまう〜のが正しいのかな。
だから、こういう企画はホント素晴らしい試みだと思いました
まあ、本人からしたら大変だったでしょうが・・・恐らく。

「悪役」は、
改めて素敵な歌だと思った
声がまたキレイでこういう美メロを歌いこなすセンスにもまた感服
その後で、
「あこけずりゆうこ」だったんですが、
前の曲との落差が凄すぎてシンガロングしながら「俺、何やってる?」って気分になったりも笑
でも、
この破茶滅茶な感じもまた眉村さんの魅力でしょうね。
そこから、
「レイニーデイ」のロックバージョン
これ、いつ聴いても最高ですね。。
原曲がちょっとミュージカルの匂いも感じさせる一曲なんで
エレキギターガンガン弾いて文字通り転がっている様な音像が凄まじく格好良かった
疾走感と、足掻いてる感じと、ギラギラしてる雰囲気がとってもロックな一幕でした
ある意味この曲がこの日トップクラスにロックンロールな一曲だったかもしれません。





そこから、
上記の画像が示す様に、
恒例のサーフタイムがありました笑
この日は「Neko」でパンキッシュに決めるパターン
これいつ見てもテンション上がるよなぁ・・・と感じつつ、
続く「教習所」でもそのまんまでやり切る根性を感じた一幕でした
ステージに戻ってエレキを持ち直し、
「コカコ○ラのスリッパ壊れた」を披露
これもかなりアレなタイトルな曲ですが笑
しかし、
サビの流れる様なメロディがとっても気持ち良く、
この曲も元々好きな曲だったのでようやく聴けたな。という気持ちでした
眉村ちあきのライブに初めて参加する時に散歩しながらサブスクで2〜3時間くらい、
延々と眉村ちあきの曲を聴き込んでいた事を思い出すようなセトリでした。
三角形の振り付けも楽しかった「クリスマスソング」を経て、
新曲である「幸福ミュージック」
この曲は、
どの公演でも入れてたみたいですね、たぶん。
この曲がまた心地の良いギターポップでえらい楽しかった
ノリの良さとサビメロの快感が聴いてて素晴らしく、
「バカな遊びずっとしてたいな」というフレーズもまた彼女の歌詞らしいな、と、







ライブハウスが実名で出てくる「とちぎけん」
そして、ドラマチックに「秘密の恋」
アコギでしみじみと歌った「なんだっけ?」とMC少なく矢継ぎ早に楽曲を放っていく
「なんだっけ?」も眉村ちあきの楽曲を聴き込んでた時に「この曲良いなぁ。」と感じた曲だったし、
私小説的な歌詞も良い意味で生々しくて好きだったのでここで聴けて幸福な気持ちでした
迷いすらも歌詞にしているその等身大な感じがとても良かったです。
それも、ナチュラルなグッドメロディに乗せてね。
 「偏差値2ダンス」は、
とっても痛快でした
「全部どうでもいいね!」って歌詞が正に偏差値2なんですけど、
個人的には眉村さん自身は相当クレバーな人だと思っていて、
って言うか凄く器用に感じるんですよね
だからこそ、
こういう風に振り切ってる曲がより痛快に感じるのかな〜って何となく思いました。
お祭り風の「宇宙に行った副作用」からの、
沖縄民謡の要素を取り入れた「メソ・ポタ・ミア」の構成もまた良かった
この曲も歌詞だけ見てると偏差値2って感じですけど笑
そうやっておバカに振り切るのもストレスの発散には良いですよね
でも、
純粋に音楽的な観点から見ても、
様々なジャンルを自分のものにしていて
ロックンロール編とは言いつつ、結構音楽絵巻というか、
改めてその音楽性の振り幅の広さに驚愕した夜でもありました。







MCで「堂島孝平のPA来てます!」と
堂島さんのPA借りて開催してる事を告白
なんかそれも繋がりが続いてるみたいでほっこりしましたね
美声で聴かした「朗読」は全公演で演ってると発言していました
そこからMC
「私みんなのお陰で自信取り戻した」
「(業界の人は)眉村ちあきが売れるのは時間の問題だ。って言う」
「結構時間経ってるけどな・・・」
「本当は嘘だったのかな?」
「あたしはみんなの事しか信じない」みたいな、
正確では無いけどそういうニュアンスの事を発してからの
「顔面ファラウェイ」はめちゃくちゃ盛り上がりました
アコギで弾き語るみたいなカタチだったんですけど、
マユムラーは全力でコールしてるし、
眉村さんは真剣に弾き語って歌ってるしで、
なんかその温かさというか空間のパワー半端無かったですね
また、
この曲元々大好きな曲をだったので
聴けた事自体も嬉しかった
「ボコボコに愛するよ」というフレーズの力強さがとっても胸に響きました
今は雨降って地固まる前に逃げちゃう時代なんで特にね。
えらい感動的な一幕にジーンと来ながら、
情念を叩き付けた「CRAYON」
こういう、
女性シンガーによくあるジメッとした情念系の曲が少ないので
その分ここでガッツリ聴けてかなり新鮮で良かったです
ちょっとV系にも通ずるその世界観にゾクゾクしました
ザラザラしたギターの音色がまた気持ち良かったですね!







いよいよ、
ライブもクライマックス
いっぱいいっぱい披露したこの夜でしたが、
ほぼMCなしで時折語るみたいな形でしたので
29曲演ってもそんなに長時間では無かった・・・約2時間程度でした
その締めとして、
まずは「Queeeeeeeeeen」を披露
何個e付けるんだよ笑ってタイトルですが、
サビの声量の半端なさと、
「愛され続けるべきだ」って不敵な歌詞がかなり格好良かったです
日本人は謙遜するのか美徳と半ば押し付けられてる節は強いので、
こういう歌詞は聴いてて痛快だったりもする
ステージを動き回る眉村さんのアクションもインパクト大でした。
 そして、
名曲「ブラボー」
エレキギターを鳴らしながら、
キラーフレーズの数々を繰り出していく
特に「明日にずっと期待してしてさ僕は生きてた
 大事に今我慢しちゃって」ってトコは聴いてて気持ち泣けますね
最高のメロディとペーソスが絡み合うこの曲に目いっぱい浸りつつ、
最後の最後は代表曲の一つである「旧石器PIZZA」でフィニッシュ。
この日はアンコール無かったので、
正真正銘のラストでした。
もう一度、
ピザに乗って観客の上をサーフする眉村さん
そのテンションで聴く「旧石器PIZZA」がまたとっても感動的で
そのガッツと盛り上がりがまた素晴らしかったです。
みんなの握り拳が宙に舞い、
根性を形で示す様は
正にロックンロール・・・そして、
ロックンロールお嬢様のサブタイに恥じない公演だったな〜と素直に感じました
何でしょう、
曲のジャンルを絞った割には拡がりのある内容に感じられたのが流石!って感じでしたね。
個人的に「日本元気女歌手」からハマった身としては、
それ以前のライブで聴いた事ない楽曲たっぷり聴けてとってもニンマリな公演でもありましたね
ありがとうございました!














1.ナントカザウルス
2.肉喰え
3.I was born in Australia
4.奇跡・神の子・天才犬!
5.十二支のアマゾン
6.ゲロ
7.ゴミ女がかいたウタ
8.リアル不協和音
9.悪役 バンドver
10.あごけずりゆうこ
11.レイニーデイ rock ver
12.Neko
13.教習所
14.コカコ○ラのスリッパ壊れた
15.クリスマスソング
16.幸福ミュージック
17.とちぎけん
18.秘密の恋
19.なんだっけ?
20.偏差値2ダンス
21.宇宙に行った副作用
22.メソ・ポタ・ミア
23.朗読
24.顔面ファラウェイ
25.CRAYON
26Queeeeeeeeeen
27.ブラボー
28.旧石器PIZZA















という訳で、
メガ盛り牛丼のような
大充実のライブの感想でございました
今後の眉村ちあきに関してなんですが、
まず11月27日にニューアルバム「うふふ」が出ます
それに伴った全国ツアーも開催される〜との事で
新譜の内容も、
新しいツアーもとっても楽しみです
特に、また柏に来てくれるのはとっても嬉しいですね!
何本か行くつもりなのでまたマユムラーの皆様よろしくお願いします。
って事で〆ます、取り敢えず「幸福ミュージック」は名曲!!