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【古代のロマン】とんでぶーりん 第6話「発見!ぶーりんの土偶」 

2022-05-17 | とんでぶーりん










今回の話は今までの話とは若干毛色が違う印象でした
これまでは大体シンプルにぶーりんの活躍劇を見せていた印象なんですけど、
ここに来て・・・否、
6話なので、
「早くも」って形容詞の方が似合うか。
ぶーりんのルーツに迫る奥の深いエピソードだったんですよね。







ぶーりんは、
古代の・・・
石器時代から既に存在してたらしく、
それはトンちゃんの親父さん?が担当してたっぽいですけど、
勿論古代の人間なので今は既に亡くなっていて・・・
あの古い豚の鼻は、
その頃の変身キットだったようで、
ある意味トンちゃんの親父さんにとっては思い出の品だし、
ヒミコちゃんが居た確かな証の一つ、、、でもあったんですよね
ただ、
それはもう必要ない
思い出に頼らずとも、
今も彼の胸の中には彼女との思い出があるから———――――。

ま、
結局、
最後に果林がドジで壊してしまうんですが(笑
でも、こんな風に歴代のぶーりんに想いを馳せるエピソードは初めてなので、
そういう意味だとアクションギャグ以上の奥深い趣があって素敵なエピソードではありました
多分、
ガキんちょの頃は、
この話でもぶーりんのオーバーリアクションとかで笑ってたと思うんですけど(笑
「受け継がれる伝統」だとか、流石にそこまでは感じれて無かったとは思う
そう考えると、
やっぱ子供の頃好きだったものに大人になって改めて触れる事って意義深いものだな、と。







でも・・・
トンちゃんの親父にとってヒミコちゃんは優秀なぶーりんだったとは思うんだけど、
果林もそれに負けてないくらい素敵なぶーりんだな~とも感じました
そう、
あの笑いの罠から競子たちを救ったり、
光一たちも無事に助けてちゃんとみんなの命を繋いでた
ぶーりんが居なければ、正直あいつら普通に行方不明で野垂れ死んでたでしょうし・・・笑
 そういう意味では、
図らずもヒミコちゃんが居た場所で、
古代の変身キットが封印されていた神聖な地で、
正義のヒーロー、ぶーりんここにあり!!・・・っていう姿を魅せたエピソードでもあったかな、と。
昔にだってぶーりんはいたし誰もが認めるくらいに立派だった
でも、
「今にだって」ぶーりんはいて、
多少ドジだけど(笑
ただ、泥臭さは誰にも負けない、その根性で色々な人を救い続けている、っていう。
その姿を先代のぶーりんが見ていたとしても、きっと認めてくれると思います。







推測ですが、
恐らくはシンプルに面白いエピソード群の中で、
それだけでは無い「受け継がれるもの」「今も続いている伝統~」と、
物語にある程度の❝重さ❞を求めたのがこの第6話であり、
そして、
それは成功してるんじゃないかと思いました。
そもそも、
昔にもぶーりんは居た~っていう事実自体が全く予想もしてなかったものですし(笑
うん、
古き良きに想いを馳せ、
それを今に繋げてゆく。っていうのもそれはそれで素敵な事ですから。
そういう意味だと何気に視聴者に考えさせる部分も強かったんじゃないかな、とも思います

とは言え、
ガムからのピンボールみたいに壁にぶつかりまくる描写だったり、
自爆スイッチからの脱出だったり、
「果林は?」っていう友達からの問い掛けで必死に誤魔化すトコだったり、
そういうパートは非常にぶーりんらしい楽しさに満ちてて抜け目も無いお話でもありましたね!







でもやっぱ、
個人的に一番好きなのは、
ラストに果林が昔の豚の鼻を眺めながら、
昔のぶーりんだったヒミコちゃんに想いを馳せる~というシーンですね
この時の果林の作画、
90年代ちっくではありますけど、
なんかギャルゲーのヒロインみたいに美少女で観ているとドキッとさせられますね(笑
普段はおてんば?というかマヌケな面がクローズアップされてるだけに余計に。

と、同時に、
どんな女の子だったんだろう。と、
想像しながら、
多分当時は当時で苦労してんだろうなあ・・・とか考えてたとも思うんですよ
その上で、現代(当時)の果林は果林で、現代ならではの悩みを抱えながらやってる訳で、
そういう事を想いながら現役ぶーりんとして頑張ってゆく~っていうのは、
正直エモいな。とも感じる訳なんですよね
まあ、
90年代に「エモい」なんて言葉は無いですけどね(笑
ただ、やっぱりこの話は視聴者にある程度趣だったり水面下の感情を能動的に受け取ってもらう、
ある種観てる人の感受性に委ねてる感覚もあったりして、それはそれで素敵な意図のある話だと思いました。
それに、このエピソードって後々の伏線にもなってますしね・・・!

果林は完璧じゃないけど、
純粋に誰かを助けてあげたい。って思える優しさと強さを持っている。
それは上記の引用したカットにも表れてるし、今も昔もぶーりんは素晴らしい、と。
そんな風にも思えた意外と奥深い印象の第6話でございました。










という訳で昨年の9月以来の「とんでぶーりん」の感想でした
自分でも前に書いたのがそこまで昔だったとは想像してなかったなあ・・・
そんなに空いたっけ?っていう。
なので、
次の話の感想はもっと早いペースで書きたいですし、
特に第7話は個人的にとっても大好きなエピソードでもあるので。
以前コメントしてくれた方々が居たにも関わらずこの超スローペースはマズいと思ってるので、
もうちょっと意識して更新はしてゆきたいですね。
しかし、この時代のアニメってシンプルで人懐っこい感じがあって良いですね♬
勿論今は今ならではの良さもありますけどね!

ちなみに、
黒羽競子さん、
何気に最後にプレゼント貰ってる辺り、
芸が細かいというかスタッフの愛も感じられて素敵だと思いました・・・笑




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