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The Cheserasera「歌い手、冥利につき」LUNKHEAD編@六本木VARIT. 17.1.21

2017-01-24 | LIVE
                                       










この日は(実は)すっごい気分が悪くて・・・
具体的に書くと(具体的じゃないかもしれないけど)自分の存在がよく分からなくなったというか、
頑張った割には「あっ、こんなもんなんだ。」っていうのを如実に感じてしまった日だったんですよ
その現実と向き合うのが辛くて辛くて仕様がなくて・・・・・
逃げ出したいような気分で、
本来ならライブに行く様な精神状態じゃないのに、
逆に家に居たくない、一人で居たくないな、、、って純粋に思ったんです
こんな時は、一人で居るのに耐え切れないような気がして、傷心気味のまま電車に飛び乗り東京まで繰り出した一日だったのです。

ちなみに、六本木でライブを観るのは随分久々でした
六本木と言えばスーパーデラックス、ケントスには来訪した経験がありますが、
バリットは初めてですね なんなら今回のライブで初めて存在を知ったくらいです
神戸の方のバリットはよく名前を見かけてるので知ってたんですが・・・
実際に行ってみると、
凄くオシャレで雰囲気のあるハコで、
なんだかロマンチックな気分になる六本木らしい(笑)
ピッカピカの小ハコでした
駅からほぼ一本道で行きやすいので機会があればまた来訪したいハコでしたね
途中でルイーダの酒場なるバーがあったのもやたら気になりましたが・・・笑









LUNKHEAD
1.闇を暴け
2.シューゲイザー
3.前身/僕/戦場へ
4.果てしなく白に近づきたい青
5.インディゴ
6.月明かりに踊る君を僕はただ見ていた
7.決戦前夜
8.白い声
9.ユキシズク
10.うぇいうぇいうぇい
11.シンドローム


この日、「シューゲイザー」を演りましたが、


諦めてまた期待しちゃったら
その真ん中で迷子になるから
つま先だけを見つめてる 暗い狭い世界



そう・・・このフレーズが正にその時の心境そのものだったのです
本当に期待の末に残念な有様で完全に迷子状態に陥っていたのです
なんか、
他の人がきっちりあっさり掴んでるようなものを
自分は顔真っ赤にしても全然掴めてないような気がして・・・・・。
だから、、、その時の自分の心境に完全にフィットしてかなり涙線揺さぶられてしまいました
かなりグッとハートをわしづかみにされたような感覚を受けつつ、その後もランク流の足掻きながら進むような楽曲群に素直に心が震えてしまって
気が付けば完全に笑顔になりながらライブを楽しんでいる自分がいた事に驚きました
恐らく、「シューゲイザー」で残念過ぎる自分の心境に寄り添ってくれたような感覚があったのかもしれない
残念というのは、文字通り念が残っていること、宙ぶらりんなまま六本木まで来た自分にとってはある種の助けにもなってくれた尊い一曲でした。

それと、「果てしなく白に近づきたい青」の山下さんの福音のようなギターサウンドがまた堪らなかったですね
この日はいつも以上にその光輝くようなリフの美しさが冴え渡っていて、本当に背中を後押ししてくれているようなサウンドに仕上がっていました
かと思えば、その後はベースの合田さんがブリブリに大暴れかましたり、桜井さんはめっちゃ楽しそうにドラムを叩く姿が印象的だったり
改めて個性の強いメンバーが揃ってるんだなあ、、、と深々と感じられたライブでもありました

デビュー時期の曲から中期、新譜のナンバーまでバランス良く織り交ぜたセットリスト、
「決戦前夜」や「ユキシズク」は早くも鉄板の盛り上がりを見せていて今のランクの力強さを感じさせつつ、
デビュー記念日という事でプレイされた「白い声」もまた抜群の仕上がりで未だ変わらぬ疾走感と青さを炸裂させてくれました
「うぇいうぇいうぇい」での爆発力の高いパフォーマンスを見せた後、
これまた爆上げのナンバー「シンドローム」で終わる・・・という最初から最後までキレッキレのライブで
全体的にランクヘッドの男らしい部分がフォーカスされた公演だったかなあ、、、って思いました。
久々に聴いた「白い声」は、マッスルな部分を控えめに、
歌を大切にした響かせ方もされていて
そういう緩急、、、のようなものも聴いてて気持ちが良かったライブでした
ランクヘッドのライブは去年群馬で観て以来3ヶ月ぶりでしたが、去年は多分1度しかライブ観れてないので
今年はもっともっとランクのライブで色々な楽曲に胸を熱くしたいなあ。。と考えています
あと、おだかいほくツアーとかまたやってください・・・笑



The Cheserasera
1.讃美歌
2.Youth
3.BLUE
4.ファンファーレ
5.No.8
6.Take me!
7.ラストシーン
8.新曲
9.ギブ・ミー・チョコレート
10.YELLOW
11.インスタントテレビマン
12.Drape
13.東京タワー
14.月と太陽の日々

15.冬の朝
16.でくの坊

17.SHORT HOPE



ケセラセラのライブも良かったなあ・・・
相変わらずベースの西田くんは派手な服で(笑
ドラムスもまた良い意味で主張激しいのも相変わらずで。
去年のこの企画以来に観ましたが、全体的にみずみずしさたっぷりで突き抜けた気持ち良さのあったライブでしたね。

序盤は疾走感の強い曲で攻めつつ、
途中のMCでは「ソールドアウトなんていつぶりだろうか・・・」
この日チケットが売り切れた事を喜ぶ一面もあったりしてその様子もまた年明けらしい祝祭感がありました
宍戸「小高さん、(僕たちを)見てますか!」小高「見とるよー!」みたいなやりとりもあったりして笑
この日のライブに懸ける意気込み、憧れのバンドと対峙する喜びなんかも往々にして感じたりもしていました

歌を丁寧に聴かせた「No.8」、
軽快に突き抜ける「Take me!」など小気味良いサウンドを響かせつつ、
この日やった新曲がかなり荒々しい感じでそれが凄く良かったなあ。。と。
続く「ギブ・ミー・チョコレート」がまたかなりロック色の強いナンバーだったので
そういう曲順の妙も冴えてたのも気持ち良く聴けた要因だったかと。

沁みるように響いた「インスタントテレビマン」、
弾けるようなテンションが快感だった「Drape」、
そして東京タワーの近く、という事でやっぱりこの曲は欠かせない「東京タワー」がこれまた素晴らしかった
力強い歌声、駆け抜けるような雰囲気、最後の趣ある終わり方まで代表曲の一つたる風格を持ち合わせていて
がむしゃらな宍戸翼の佇まいもまたランクファンにも響いたんじゃないか、、、と思います
最後までバッキバキのテンションのままで「月と太陽の日々」を演奏して本編終了。
こうやってランクと並んで聴いてみると、
思ってた以上に影響を随所に感じる事が出来て
本当にランクヘッド、そしてロストインタイムの正当継承者・・・みたいな相様にも思えたのがまた面白かったです。


アンコールでは、ランクヘッドの「冬の朝」をカバー、
これがドラムのタイプが違うので間奏の部分がまったく違う印象になっていて
正に「冬の朝」を現代風にブラッシュアップさせた感覚~が、すこぶる新鮮で良かったかと思います
忠実なカバーでありながら、やっぱり美代くんの色が濃ゆいのでそこで個性が色濃く出ていた感じ(笑
ランクファンとしても、ただの対バンではなく、こういう演出が考えられてるのがすっごく嬉しかったな!、と。

ただ、その次の「でくの坊」も負けないくらい良かったです
この曲もまた・・・この日の自分の心境にはピッタリの楽曲だったんで
少し涙線揺らされながら聴き入ってしまいました
また、この日のケセラセラは、演奏する度にどんどん激しくなっていくようなライブをしてたんで
この段階まで来るともうエネルギッシュにガンガン攻めまくってて、それもまた気持ち良かったんだよなあ
ダブルアンコールの「SHORT HOPE」まで含めてケセラセラが矜持を見せる為に足掻き闘った渾身のライブだったと思います
この日の宍戸くんも好青年っぷりが炸裂していて、とっても素敵でした・・・笑
改めてこの企画をこの日に組んでくれた事に「心から感謝」します。
ありがとうございました。










行く前は、
電車の中で頭の中がパニくってるくらいショックを受けてたのに、
不思議と観ていて元気になったというか、いつの間にか笑顔だったというか・・・
そういう類の公演でした。自分にとっては。渡りに船のような、大切な一夜でした。




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