少年は今。
キッドが泣いたのは、完全に演技だったのか・・・?と言えば疑問が残る
何故ならその前に(信じていた頃の)母親の面影と重ねているから
本当は、
こんな風に救われたかったんじゃないのか?
カナコに抱いてもらえて、嬉しい気持ちもあったんじゃないのか?って個人的には感じました
深読みかもしれませんが・・・。
ただ、キッドはもう自分が「許されない存在」だという事を知っている
この先生き延びても何の光明も感じられない事は分かっている
だからこそ、
ここで自ら“死”を求めたんじゃないのか?だとか
本当は「彼ら」に葬られるなら満足だったんじゃないのか?って、
説明されてない部分の微妙な心境を汲み取ってしまいました
だけど、
冒頭に挙げたキッドの表情を見ると、どこか悔しさや怒りを感じさせない、悟り切ったものになっているんですよね・・・。。
そこがまた絶妙っていうか、何だかこれ書いてると泣きそうになってしまうんですが。。汗
だって、本当に最初から騙すつもりだったんなら脳裏にああいう映像浮かばないよ。
あれは最後の最後に出た“本当のキッド”だったんだと個人的には思う
そう考えると、
今ちょっと涙も浮かんで来ましたが・・・
これまでの人生が悲惨だった分、
死という罰で自分を償ったとしても、
あれくらいは許されて良かったんじゃないかと思う
海に沈むキッドの表情は、妙に晴れやかなものでした
ある種本望だったのか、
最後の最後で満たされたのか、
カナコが結局は救った形になったのか・・・
しかし、単なる最悪な悪役では済まされない「何か」がキッドにあったのも事実です
彼の本当の顔はきっと誰も知らない、この感想だって結局は個人的な深読みに過ぎない
だけど、
何故か今週の彼の相様を見て彼の本心に触れられた気がしました
感想になってないかもしれませんが、これが現時点の自分に書けるリアルな感情ではあります。
他人を信じる事は基本的に愚かしい行為である
だけど、
それでも誰かを信じられる気持ちはある種美しくもある・・・
例えそれで散ったとしても、最後まで自分を貫いた事には変わりはない。
そんな、人間らしい振る舞いにボンベロは惹かれているのかもしれません。
光の中で優しさに抱かれ散って行った、
そんなキッドは幸福だったのかもしれない。
作画の美しさも相俟って兎角印象に残る名話でした。
やっぱカナコは最高の主人公だと思います。例え愚かだったとしてもね。
まぁキッドの心中はお察しするしか有りませんが、元気な頃から死を望んでいたのかなぁ、とふと
死が最大にして最後の安らぎとか・・・至高の御方?(ボソリ
>前回「もう死んだやろ(鼻ホジ」とかほざいてしまって
いや、そう思っても不思議ではないです笑
ただ自分は最後にカナコとのやりとりがあるのでは?と考えてたのでああいう書き方になってました。
>元気な頃から死を望んでいたのかなぁ、とふと
ああ、そう言われてみればそうなのかもしれません
それをはっきりと表現しないのもある意味粋で良かったですね・・・。